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雑記帳No.195
そういえば、こんな事2

 年末に向けて、ようやく部屋の掃除に着手しました。床下に畳が見えるようになったのは、何ヶ月ぶりでしょうか。残業三昧のために、部屋の中は未整理の資料で一杯です。とりあえず風邪気味なのを無理しつつ、新聞整理に雑誌整理を終えました。次は資料のスクラップと分類ですが・・いつものように、未完。

 近頃は手軽に読める、ぷちサイズ版の週刊コミック誌が出回っています。コンビニ向けに発売される一冊300円のシリーズです。紙質が悪く、本誌に汚い広告を含む割に、随分と高い感じがしますが・・それでも嵌っていたりします。資料整理の合間、ネット更新の息抜きに重宝します。仕事を持ち帰った場合の現実逃避にも威力を発揮しています(笑)。
 懐かしいヒット作品を中心に発売されていますし、テーマ別に再構成される作品もあり、単行本とは違う味わいがあったりします。そんな中で、時代の変化を感じさせる漫画が少なからず、ありました。「ドラえもん」と「うる星やつら」は、子供時代に随分と読んだ漫画ですが、時代に根ざした作品だけに顕著です。

 例えば、空き地でキャッチボールや缶蹴りとか、落ち葉を集めて芋を焼くとか、脚付きのTVとか、台風前の家の補強とか、神社境内の出店とか・・地方では残っているかも知れませんが、都市では見掛けなくなった光景が自然に出てきます。街中で野良犬を見掛けることも無くなりましたし、豆腐売りやアイス売りも見掛ける機会が減りました。鼻水やヨダレを垂らして走り回る子供も、ほぼ絶滅したようです。ガキ大将っていうのも、流行らないのでしょうね。
 両親が結婚した当時の写真を見て、以前は軽い違和感を覚えたものですが、今ではかなり違和感のある大昔の印象を受けます。自分の子供時代の写真を眺めると、やはり違和感を覚えます。当時は当たり前の世界で、その当たり前のままに歳を重ねてきたはずですが、何だか異世界を見る思いです。

 当サイトを開設して、はや4年半の歳月が流れました。インターネットの世帯普及率で10%未満だった当時と、40%に迫ろうかという現在。ネット世界も、現実世界も、随分と様変わりしました。古いコラムを読み返しつつ、あんな事やこんな事があったのだなぁ、とシミジミ感じたりもしています。
 いつかこのコラムも「アナクロなコラムだ」と笑い飛ばせる時代が来るでしょうか。世の中は便利になり、生活苦労も軽減されたはずですが、未曾有の失業時代で転機を迎えています。我々が豊かさを謳歌できる時間は、長くないかも知れません。国富が損なわれて、昔の生活水準に逆戻り・・なんてのは嫌ですね。

01.12.30
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