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雑記帳No.196
ドライ と 無愛想

 近頃は、ドライな接客が増えたと感じませんか? 馴染みのお客様を覚えていて、愛想良く世間話をしつつ、お客様とウェットな接客を繰り広げていたのは、今や昔。個人商店や一杯酒屋を除いては、ドライな接客が増えていませんか。多分にコンビニやファーストフードの繁栄に関係があると思いますが、お客様のプライベートに踏み込まない応対が見受けられます。
 互いに面倒が少ないドライな接客は、効率的ですが、物足りないと感じています。形ばかりのセールストークでも困るのですけれど。例によって、勝手に原因を推測してみます。一つには、個性的な商店街などが衰退し、繁華街の多くをチェーン店が占めるようになったことが理由でしょう。二つには、核家族化の進展でしょうか。三つには、お客様がプライバシーに踏み込まれることを嫌い始めたこともあるでしょう。

 しかしながら、ドライと無愛想は、違うものです。「いらっしゃいませ」が言えない店員では、困りものです。また、ブツブツとお客に文句を垂れたり、説教したりするのは、考えものです。ファーストフードでは気になりませんが、コンビニでは時々無礼な店員があります。得てして、すぐに居なくなるので、不適切な従業員を解雇するシステムがあるかも知れませんが。
 まあともかく、歴史的に、無愛想な接客に徹している業種が、いくつか残っています。以前の典型は、公務員と駅員でしたけれども、公社民営化などによって、随分と改善されてきたと思います(以前にも、書いたのですが)。古本屋や左官屋のオヤジは、無愛想の代名詞だったと思いますが、近頃は愛想の良いオヤジが増えました。業界内の淘汰が進んでいるからでしょうか。

 ところが、未だに改善の進まない業種もあります。代表的なのは、タクシーと運送屋でしょう。タクシー業界は、未曾有の不景気で喘いでいるようですが、相変わらず横柄な運転手が多いです。さすがに乗車拒否などは無くなりましたが、愛想足らずは致命的です。愛想の良すぎる運転手もありますが、これはこれで問題を感じますけれど、ほどほど必要では・・と思います。
 運送屋も大変なのは同じですが、それでも大手は利益が出ているようで、まずまずでしょう。激しい価格競争を繰り広げていることも背景にあるかも知れませんが、態度の悪いドライバー兼配達員が目立ちます。宅配便は単価が安く、配送効率の悪いことも分かります。不在がちな家にマメな配送をするのは大変です。といって、ぶっきらぼうで、不親切で、横柄な接客態度で許されるでしょうか? 業者が数多くひしめき合っていますが、もう少し淘汰が進めば改善するのでしょうか。ドライバーは売り手市場とも聞きますので、もう少し買い手市場になれば変わるかも知れませんね。

 何はともあれ、無用に愛想が良いのも無駄ですが、ほどほどに愛想も必要でしょう。お客様に食べさせて貰っているという感謝を持てば、自ずと適正な接客姿勢が出てくると思います。
 当サイトも、お客様のお陰で成長していることを念頭に置き、新年の更新へと繋げていきます。無愛想な管理人ですが、ほどほどドライなお付き合いをさせて下さい。

01.12.30
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