生まれ育った神戸には、六甲縦走コースと呼ばれるハイキングコースがあります。垂水区塩屋の旗振山を起点に、鷹取山、鍋蓋山、菊水山、摩耶山、六甲山などを経て宝塚市の方へ抜けていくコースです。南兵庫には他にも数々のハイキングコースがありますが、子供時代には多くのコースを歩きました。
ハーケンを使うような登山ではなく、てくてく歩く山歩きが好きです。多少は起伏があり、景色も変化に富むハイキングコースは、健康にも最適です。今暮らす東京には、適当な山もなく、山歩きは長い間やっていません。空気の悪い東京生活でこそ、休日にてくてく歩ける山が欲しいですね。やむなく、街中を歩くフリーウォーキングで代用しています。
少年団や子供会でずいぶんと山へ出掛けました。ハイキングにキャンプなど、飯盒炊爨もテント設営も何度となく経験しました。沢に入れば水も綺麗で、冷たく美味しいです。中学校は、校庭から裏山へそのまま抜けられましたし、寒中登山なんてイベントもありました。。。この春は山歩きに最適なシーズンです。どこかの山へ出掛ける計画を企てましょう。
また神戸には、海もありました。先述の塩屋から海岸まで、ほんの数百メートルしか離れていません。といいますか、西区と北区を除く大部分の街並みが海と山に挟まれた地域に拡がっていて、海も山も近くにある贅沢な街であります。しかし、海は決して美しいと言えませんでした。濃緑や赤紫・青紫・焦げ茶色・・・の濁った海水が淀んでおり、海水浴場でさえも気持ちよく泳げるレベルにないのが、残念です。
小学5年生から所属していた少年団は、海が活動地域でした。手漕ぎボートであるカッター訓練、地上と船などの交信に備える手旗訓練、船舶で活用範囲の広いロープワークの結索訓練などなど、10年近くも活動に参加しました。しかし、水泳は得意ではありません。昔に1キロ遠泳をさせられた記憶がありますが、せいぜい400メートルぐらいしか泳げませんでした。平泳ぎが苦手ということもあるのでしょう。プールでの水泳は好きですが、専ら背泳ぎですし・・・。
綺麗な海ということなら沖縄へ出掛けるべきなのでしょうが、瀬戸内海でなければ、どこでもそこそこ綺麗なようですね。今年も間もなく海シーズンです。まず海水着をつけても恥ずかしくない程度に贅肉を落として・・・筋肉を復活させる必要がありそうです。
いつかまた神戸に帰って、山と海に挟まれる生活を送りたいものです。
00.05.14
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