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雑記帳No.145
銭湯が好きなのです。

 自慢ではありますが、生まれて今日まで30年余り、ウチ風呂があったことは一度もありません。つくばの二重生活時代に共同風呂&シャワーがありましたが、地下水を弱小ポンプで組み上げる仕組みのため、まともに湯船に温水が溜まった例が無く、結局は無いも同然でしたから・・・。
 実家は神戸の下町でしたので、あっちこっちに銭湯がありました。徒歩圏で4件、チャリンコ圏で7件、はっきり言って不自由はしませんでした。定休日も少しずつ違っていましたので、それほど気にする必要もなく、いろいろ味わいの違う銭湯を渡り歩いたりもしました。
 東京生活では、大学時代の銭湯は1時までと2時までの深夜営業があったので不便は感じませんでしたが、今は23時までで営業の終わる銭湯が多くて、残業三昧の身には堪えます。できればサウナ付き、小一時間を過ごして、湯上がりのドリンク&読み古されたマンガ雑誌で、もう小一時間。学生時代の懐かしいノリもなく、今は20分ポッキリです。

 銭湯の欠点と言いますか、知人の多い銭湯は苦手です。自分の肉体に自信がないポン太としては・・・同級生やその親父さんと出会う銭湯は避けていました。そうでなくとも同級生で銭湯に来る連中は、荒っぽいヤツが多かったので、苦労しました。女湯を覗こうとするヤツ、ヤッちゃんにケンカを売るヤツ、素っ裸で走り回るヤツ・・・頭が痛かったです。
 しかし利点も当然あります。とにかく豊富な湯が使い放題です。浴槽は広くて泳げるし(笑)、シャワーの飛沫も気にしなくて良いです。何より使用前後のメンテも不要です。脱衣所の温度調整も利いていますし、浴室内が冬場に寒いということもありません。今月に大人400円へ値上げされますが、まだまだ安いです。
 もう少し欠点を追加すると、帰り道に湯冷めする危険があります。値上がりペースが速くて生活を圧迫します(でもウチ風呂付きの部屋を借りるより安いです)。一応、定休日と営業時間の問題、朝湯ができないことも挙げておきましょう。

 でも、銭湯が大好きなのです。

00.05.14
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