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雑記帳No.133
切り貼り の すすめ

 家の中が片づかないですね。部屋中に書籍や雑誌や新聞・・そのスクラップ素材が散らばっています。昔は・・もう少し資料整理が得意だったと思いましたら、基本中の基本を忘れていました。高校受験生の時代に、得意技であった「切り貼り」をであります。気に入った記事や資料は、手早く切り取り、すかさずノートに貼る。我が愛すべき、澤田明彦先生の好んだ手法でもあります。

 切り貼りに必要なものは、鋼尺(こうじゃく)とスティック糊(小)です。あとは蛍光マーカーぐらいがあると便利です。鋼尺というのは、技術の授業で使うステンレス製の定規です。表面に目盛りが振ってあり、裏面に度量衡の換算表が付いているのが一般的です。デスクで使うのなら300mmの長尺がお奨めですが、携帯には150mmの短尺が良いと思います。スティック糊は、速乾性と粘着性で選ぶと良いでしょう。私はヤマトのアラビックを愛用しています。
 目の前に素材があれば、容赦なく切り裂きます。素材に鋼尺を押し当て、景気よく素材を手前に引いて、引き裂きます。一息にサッと切ると、切り口もキレイです。次に、下に不要紙を敷いて素材を裏返しに置き、素材の周囲を5mm程度の幅で糊を塗ります。不要紙から素材をペリッと剥がして、ノートにぴったり貼るのがコツです。すぐに貼らないと乾燥して、接着が悪くなります。歪みや浮きが気になる場合は、ただちに剥がさないと・・下紙ごと剥がすことに成ります。

 ノートに切り貼りをしていくと、ノートはごわごわに成ります。確かに不格好ですが、ノートの余白に書き込みもし、適宜マーカーを入れることもできます。ある程度整理できたら、ノートをバラ紙にし、必要に応じて分類しましょう。コピーを取るのも良いでしょうが、マーカーは写りにくいので注意です。最初からルーズリーフを使うのはよくありません。収拾が付かなくなるので、まずノート1冊分にしてから、バラにしましょう。言い忘れましたが、ノートに両面貼るのは、止めましょう。
 バラを整理すると、思考の整理にも成ります。要らないモノを処分したり、似たものを集めたり、ストーリーに合わせて並べ替えたり・・。台紙が付いているだけ、整理は便利です。コピーでA4に揃える手法も有効ですが、これは結構面倒ですし、コピー代が嵩みます。やはりマニュファクチュアが大事ですよね。ノート1冊150円、糊一本80円、安い投資で効率的な整理が可能です。

 しかし・・これを励行するほど、時間に余裕のないのが本音です。早く残業生活を抜け出したいと、願っております。

00.10.29
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