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雑記帳No.131
ば あ た り あ ん

 日々の人生を、常に臨機応変・縦横自在に生きている人、ばあたりあん。悪く言って、行き当たり場当たり。小利口な人が陥りがちなモノであります。

 確かに、言い訳するのは簡単です。忙しい、手が回らない、相手のことなど構ってられない。でも、本当にそうなのかなぁ。私も「ばあたりあん」の一人です。ホームページの更新を見ても、そうです。私生活もそうですし、会社の仕事もそうです。懸案が出てくると、確かにテキパキ片づけます。他人は、即断即決・処理が早い、などと煽てたりしますが・・・本当はウラで別の懸案が遅延しているのですよ。
 ポン太の場合、恒常的に懸案が積み上がっています。家で会社の仕事をしないという理由がありますが、持ち帰っても処理したことがないのが本当の理由。自宅で2時間掛けるぐらいなら、会社で1時間で片づけたいのが本音。人に言われた時点で考えたなら、速攻片づけた方がラクです。その代わり、頼まれた仕事が何日も掛かる中身だと・・・その何倍も処理していないのが、実態です。
 即時に回答を出すことも、繰り延べて良い結果の出たケースが少ないため。とりあえず決めてみて、先方から指摘があれば直しますし、自分で気づいても詫びて直します。先方には迷惑ですが、効率的には悪くないです。

 世の中に「ばあたりあん」は多いです。そうでない人の方が、少ないかも。計画的にキチキチ片づける人もありますが、余程の処理能力が無いと、無謀の極みです。また、同じ「ばあたりあん」でも、世の中を渡れる人と渡れない人があります。渡れる人でも、謝るのが得意なだけの人は、結果的に渡れていません。渡れるためには、場当たり処理を正確に記憶する頭脳が必要です。
 ポン太の場合、渡りきれないで溺れることが・・多々あります。今の仕事では、溺れていると先方も困るので、結構助けて貰えます。その代わり、バーターで次の仕事を受けさせられますが・・。泳げるようになるには、溺れてみるのが一番。とはいうものの、毎度毎度溺れるのでは、大変でしょう。
 この残業三昧です。結構泳いで渡れるように成りました。泳がなくて済むように、先方の要望を退けることも覚えました。必要に応じて論破するべく、理論武装も整えました。そろそろ優良「ばあたりあん」の仲間入り・・うふふ。あんまり要領をカマしていると、いつかしっぺ返しがあるでしょう。それでも場当たりで生きるのは、いよいよアマチュア脱出なのでしょうか?

 「ばあたりあん」は悪くないです。でも、溺れているのを助けて貰うばかりや、先方に謝るばかりでは、まだまだ未熟。他人様に迷惑を掛けない、優良「ばあたりあん」を目指しましょう。きっと良いことが見つかると思いますよ。ポン太と一緒に、さあ手を取り合って、頑張りましょう。

00.10.22
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