私は、自他共に認める、ダブン書きです。経済や政治記事の場合は、コラムニストと自称することにしています。演劇の場合は、コメンテイターと称する場合があります。しかしそれ以外では、ダブンライターと呼んでいます。
ところが、ダブンライターというのは、何となく卑下しているようで、宜しくない。先日、ミュージカルから足を洗ったA川氏が言いました。そもそも「ダブン」と言われて「駄文」をイメージできる人は少ないとも言いました。実のところ、何人かに使ってみましたが、彼らは首を少し捻っていたようでもあります。どうせなら、相手に質問をさせるようなモノが良いだろうと、考えた訳です。
そこで本日より、「ダブニスト」と称することを宣言します。「ダブンは日本語だろう」ってツッコミは禁止します。ジュードーも、カラテも、ネマワシも、ケイレツも、英語に成ったじゃないですか。いつかダブンが英語に成るに違いないです。
いまや日本には、数万人のダブニストが居ます。失礼ながら、個人ホームページを開設されている方々の過半数は、ダブニストでしょう。その多くは、掲示板であったり、日記であったりします。そこには、深く推敲されておらず纏まりのない文章が、掲載されています。かつてはフォーラムのチャットルームで交わされていた内容や、交換日記やサークル誌に書かれていたような文章が、万人の目に触れるように成っているのであります。
そう、皆で宣言しましょう。我々は、ダブニストだと。ダブンは立派な芸術です。きわめて安直に書き留められる文章ゆえに未完成であるが、変なフィルターを通さないがゆえに、純粋な感情の発露がされている・・とは言い過ぎですか。相手はダブンと知って読むわけですが、そう読めば相手も軽く読めるし、斜め読みしたって構わない。それで何か想を得たりすれば、なおお得です。
ダブニストは書き手です。当然に、読み手にも成りますね。自分のダブンを読み返したり、他人のダブンを覗いてみたり。そこで新しいアイデアを貰えば、ラッキーです。似たような考えを持つ人と意見交換をしたり、自分の心の師匠を見つけて師事してみたり。。。今にダブンの個展とか家元とか出たりしましてね。中には芸風を磨いて、立派なエッセイストやコラムニストに成られる方もあるのでしょう。
また専らダブンを読み歩くことを趣味にされている方もあるそうです。ある日記サイトでは、月間に10,000ものアクセスがあります。書き手は1日に4〜5本の日記をアップするのですが、これを定期的にチェックする人が沢山いるのです。ご本人曰く「ダブンを芸術にするつもりはない」だそうですが、立派な芸術です。知人に紹介されて見に来る人が多く、その人たちが自分の知人にも紹介して、ネットワークが拡がるのだそうです。羨ましい話です。
だがしかし、「捨てるカメあれば、拾うカメアリ」です。当方も更新をさぼってはいますが・・トップページへのアクセスが200〜300/日、ページビューは4,000〜5,000/日にまで育てて頂きました。すでに1,400ページに達しようかというダブンコラムですが、書き甲斐があるというものです。今は残業生活に振り回されています。んがしかし、頑張ります!
00.10.08
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