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雑記帳No.112
ねっと・しょーわる説

 近頃またも、チェーンメールが話題に成りましたね。RH ̄の血液型の人を捜しています・・・という内容でしたが、劇団系の知人から転送されてきました。そういえば、タンカー座礁事故のあったときも、善意のメールがチェーンメール化しましたね。出元は善意でも、ネット素人が入ると大量に同報メールが発生して、システムに迷惑を掛けてしまいます。
 しかし、善意のチェーンメールは少ない、と感じています。圧倒的に多いのは幸福のメール(不幸の手紙のネット版)・○○占い・小話集など、一見善意で明確にチェーン化を狙ったメールがあります。変種も次々と出回っていますが・・・。有名なメーリングリストでこれを使われると大変です。

 それからチェーンではありませんが、中傷メールは困ります。最近は、それと分かるメールをゴミ箱に直行させていますが、気が向いたら(?)、徹底的に反撃してみたり・・・。どっから検索してくるのか、アダルト系の変なメールも時々固まって送られてきます。また、ネットDMも困ります。
 掲示板の悪意ある書き込みも大変に迷惑です。管理人の意志を削ぐためにアレコレやってきます。メールも掲示板も匿名性を使っての嫌がらせは相変わらずあるようです。ひと頃はネチケットなども言われましたが、近頃は無法地帯ですね。初心者の方々でも、もの凄い方があるようです。

 GWにフィリピン発と言われているウィルスが撒かれました。なんでもMS社が勝手に作ったメールソフトのトラップを使う悪質なモノでした。それから、このソースを改造したりして、さらに悪質なウイルスが出回っているそうです。はっきり言って危険なことです。インターネットのコンテンツによっては、自動でダウンロードしたりする危ないページもありますが・・・素人にはとても怖い話です。
 もともとウィルスを撒いて利益を得るのは、ワクチン制作会社だと思っています。ウィルスを撒いた本人でさえ、メリットは何もないはずです。今回の一連の事件で、当局が本気になれば犯人は必ず突き止められることを証明したのですから、はてさて。逮捕でもされればネット史の一コマに名を残すぐらいでしょうが・・・。

 もともとネットは性善説に基づいて運営されてきたと思います。しかし、ユーザが飛躍的に増大したことは、そのまま全体のユーザ意識を低めてしまっているようです。このままでは、当局が積極的な規制に乗り出してくるのも、時間の問題でしょう。性悪説に基づいたネットというも悲しいですが、受け手としても防護を検討しなくてはいけないですね。

00.06.03
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