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雑記帳No.105
あーゆーどりーみん?

 夢はありますか? 今も夢を見続けていますか? 今の貴方は夢にどれだけ近づいていますか? 昔に通っていた英会話学校の先生が好んで使った質問です。授業の最初に「あーゆーどりーみん?」という問いが出されると、延々と自分の夢を語らなくてはいけませんでした。もちろん英語で。
 夢はありますか、なんて30歳に成った独身男に聞かれても困りますね〜(笑)。HPのカウンターを20万にすること、な〜んて。結婚しているメンバーは、幸せな家庭を築くこと、マイホームを建てること、って応えていたような気もしますね。でも、それはドリームなのでしょうか、希望?願望?当然の路線? 本当のドリームとは違うと思うのですよね、私は!

 何度か書きましたが、子供の夢は無邪気で良いですね。自分が一番に憧れているモノに成ることがドリームでしたよね。歳を重ねるたびに、大きい部分は削られ、小さいところに打算が働き、な〜んか俗物的なモノに変わってしまうようですよ。いつまでも子供のような夢を持ち続けることは大変でしょうね。心が子供のまま、つまり大人に成りきれないってことですものね。
 どんなに他人から子供だと言われても、いつまでも子供でいたいと願っていました。子供的な発想は今でもできますし、子供的な行動も取れますし、子供的な言葉づかいもできます。でも、無意識にお子様を演じているだけなのですけどね(笑)。あくまで子供心を大事にしてきただけ、ですが。持ち続けることができるなら、いつまでも子供心を保っておきたいと思います。これが私の唯一のドリームかな?

 少なくとも就職するまでは、もう十何個かの夢を持っていたと思います。HPを始めた頃にも、まだ何個か残っていたと思うのですけどね。或るモノは叶ってしまい、或るモノは永遠に叶わず、或るモノは叶える努力を止めてしまいました。何度も行き詰まり、悩み、考え・・・ドリームを持ち続けようと足掻きましたが、やはり無理なようですね。
 ある作家が作品で語ったそうです。「頭の上に空があることを忘れたら、もう大人なんだ」って、当たっているような気がしますね。雨雲を確認するために空を見上げることはしますが、漠然と夜空を見上げることは、やっていません。東京では星座が見えないこともありますが、言い訳でしょう。星は見られなくても、空は見えます。昼間なら雲が見えますし、野鳥も目に止まりますよね。心に余裕が失われ、現実に振り回され、何かに感動を見いだすことができるなくなるのでしょうね。
 だから、最近は意識的に空を見上げるようにしています。何もなくても、ただボンヤリとしたまま、空をジーーッと見上げてるようにしています。広い公園で、お気に入りのベンチで、部屋の窓からでも・・・少し外気は寒いですが、空を見上げていると何かを想い出すような気がします。

 うん、そうだ。宇宙へ行きたいな、無限の宇宙へ。宇宙飛行士は宇宙の神秘に感銘を受けて、人生観が変わるそうです。そもそも無邪気な夢を持ち続けた人だけが、宇宙飛行士になれるのですものね。強靱な意志と、鉄の実行力と、子供心の純真さ、そうしたモノを守り続けたひとだけが、宇宙へ出掛ける資格があるのですね、きっと。
 頑張って生きよう。今は出掛ける資格がないけれど、いつか身近なモノに変わるかも知れない。ただ、そのチャンスが訪れることだけを信じて、夢を見てみよう。毎日毎晩、空を見上げ続けてでも、きっと宇宙へ行くんだ。それが、マイ・ドリーム。

 「いえす、あいむどりーみん!」と応えられるように、自分を変えなくちゃ!

00.03.05
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