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雑記帳No.103
私のプリマ・ドンナ

prima-donna:プリマ・ドンナ

 オペラ用語だそうですね。イタリア語のプリマ(prima)は「第一の」、ドンナ(donna)は「女性」の意味です。オペラ的には、歌劇団で第一位の女性歌手の意味ですね。同じイタリア語にマドンナ(Madonna)があったので、てっきりプリ・マドンナだと思っていましたが・・・最近事実を知って赤面(赤っ恥!)しました。

 さて昔は、歌姫と呼ぶのが一般的でしたよね。歌劇で最大の目玉商品は、歌姫の歌声であります。ハイ・キーを見事に歌い上げ、観客を魅了するその存在は、オペラ好きには堪らない・・・のだそうです。しかしプリマ・ドンナという名を一躍有名にしたのは、ガストン・ルルー原作の「オペラ座の怪人」の映画だったと聞いています。
 私はあまりオペラを観ませんが、大学時代にバイト代をオペラLDに注ぎ込んでいた友人がありました。近頃はBSやCSでオペラがTV放映される機会が増えていますが、なにしろ長編です。背景が西洋ですので、いささか面倒くさい気がするのであります。。。友人に言わせると、それが良いのだそうで、毎日LDを繰り返し見続けて、先回りして科白が言えてしまうというのですから、熱心ですよね。

 同じ歌劇でももう少し庶民的な、ミュージカルが私の好みです。商業劇団の作品であれば、歌もあり、ダンスもあり、芝居もあります。本HPのミュージカルコーナー「びば★みうじかる」も300コンテンツを数え、アクセスビューも20万ページを超えるまでになりました。同好の仲間もでき、キャストやスタッフの知人も増え、まずまず道楽と呼べるレベルに成ってきたかも知れませんね。
 ミュージカルにも当然ながら、プリマ・ドンナがあります。作品によりますが、必ずしも甲高いキーばかりでないのが救いで、聞き取りやすく、分かりやすいですね。ここで幾人もの名前を挙げるのは無意味なので、そこは「びば★みうじかる」を読んでいただきたいとのことで、CMです(笑)。
 歌謡曲でも個々人の好みがありますように、プリマ・ドンナの歌声にも好みがあります。誰が聞いても上手いとしても、自分が好きになれるかどうかは別ですよね。劇団として、一番の歌い手がほかに居たとしても、自分が一番好きな歌い手が「私のプリマ・ドンナ」であると思います。プリマ・ドンナを決めるのは劇団でも評論家でもない、自分自身だと思っています。

 もう4年になりますでしょうか。ただ1人追い続けている「私のプリマ・ドンナ」があります。ステージ・デビューは、ようやく丸一年というところです。一年となれば、そろそろ実力が見えてくる時期でしょう。熱意も冷め、限界を意識し、疲れも飽きも出てくるかな、と。まだまだ成長するのか、この辺で落ち着いてしまうのか・・・興味深い素材であります。

 叶うならば、誰もが認めるプリマ・ドンナに成長してくれますことを!

00.03.05
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