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雑記帳No.102
心洗われる話し相手

 後ろ向きというのも、タマには良いですね。部屋の中でボーッとして、昔の記憶をたぐり寄せたりしていました。だいたい昔の記憶は曖昧ですが、私の場合、小学3年生依然の記憶が殆どありません。3つほどの事件は鮮明ですが、あとは分かりません。つまり、自我は小学4年生に目覚めたということでしょう(笑)。

 小中学校時代は、生徒会役員をしていた時期を除けば、何でも自分だけでやっていたように思います。親も含めて、あまり物事を相談するということが無かったと思います。高校時代は、何でも話せる友人1名がいて、最近はご無沙汰気味ですが、15年の付き合いになります。波長が合うというのか、合わせて貰えるというのか、合わせられるというのか、何時間でも無駄口を叩けます。
 大学時代は、気の合う同期が居ましたが、今ひとつ本音ベースの話はできませんでした。結局のところ、現在も親しく付き合っているのは、QCHOCK氏ばかりです。昨年末、久しぶりに飲みましたが、相も変わらずクダラナイ話ばかり、グダグダとできましたね。ペース良く無駄口の叩ける相手には、本当に心を洗われるものです。

 とはいえ、この4年間ほどが一番楽しい時代でありました。プライベートな時間で、いろいろ無駄口の叩ける相手が幾人もあったので、ストレスが溜まりませんでした。時には重たい話題、暗い話題に頭を悩まされましたが・・・それでも楽しい時間を過ごすことができました。実は昨年末、自ら「一抜けた!」をしてしまったので・・・もう同じ時間を取り戻すことは叶わないでしょう。
 我が儘といいますか、何といいますか、他人に同情や哀れみを受けることは苦手です。出身地を神戸だと言う度に「実家は、どうでした?」と聞かれること。振られた相手の結婚式で、先輩としてスピーチさせられること。一番好きな相手から結婚予定の有無を訊ねられて、返答に窮すること。医者から意見留保込みの死亡予告を受けても、誰にも相談できないこと。なかなかに心苦しいモノがあります。文章には書けるのですが・・・。
 そんなときでも、何事も無かったように、話し相手に成ってくれる人は助かります。最近は、近所の料理人P君が相手をしてくれます。年齢は6つも下なのに落ち着きがあって、タメの印象です。聞き手に回っても、話し手に回っても、良いペースで話が進みます。アルコールという潤滑剤もあるのですがね。精神的に救いになりました。

 一番に心を洗ってくれる相手は、あるわけです。気まぐれにEメールを寄越したり、Pメールを深夜に送ってきたり、電話の向こうでコロコロ笑い転げたり・・・ほんの5分ほどの会話でも、腹の中に溜まった鬱憤やストレスを一掃してくれます。そもそもの後ろ向きな思考のキッカケを生んだ相手も同一人物なのですが・・・人ごとにせず、自分で前向きにスイッチしたいと思います。
 おかげさまで、精神的にも余裕が戻りました。メールや電話で励ましをくださった皆様には、感謝、感謝。今日は経済も3本追加し・・・ホッと一息を付いています。先ほど予告無しの電話で眠りを妨げられましたが、また心を洗って貰いました。

00.02.20
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