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雑記帳No.068
ばっくぐらうんど

 自分のアイデンティティを見失ったら、人間は狂ってしまうと思います。家族の絆、友人の絆、社会の絆などお互いに支え合うことでアイデンティティは維持されますが、誰にも踏み荒らされたくない何かを持つことこそアイデンティティの本質だと思います。
 プライドは生きていく上で邪魔になることが多いと感じますが、それでも時には、守ることが必要になりますね。他人から自己のアイデンティティが否定された場合、絆よりもプライドが自己防衛の役に立つことが多いからです。今のようにギスギスした社会では、自己防衛が必要だと考えています。

 プライドと一概に言ってみても、裏付けのないプライドでは意味がありませんね。以下では誤解を少なくするため、バックグラウンドと呼び換えることにします。英語のbackgroundには、背景、遠因、経歴、素性、素養と色々な邦訳が当てられています。ここで主張したいのは、そうしたものです。
 自分が今立っているのがホームグラウンドですね。他人と何か話をしようと思うと、相手のホームグラウンドで話すよりも、自分のホームグラウンドで話す方が有利です。何と言っても自分の方に豊富な素材が揃っているわけで、話題を提供するにも展開するにも有利ですね。
 しかし口論などになると、自分のホームグラウンドばかりで話すのは不利です。とくに相手がこちらのホームグラウンドの勝手を知っている場合、大きなダメージを受けてしまうことがあります。そこでバックグラウンドが重要になります。

 ホームグラウンドには多くの素材があると言いました。しかし、その多くは未整理の状態で混沌としたものです。素材の取捨選択と整理整頓を行えば、最終的にホームグラウンドにあった素材はバックグラウンドに格納されます。格納された素材は、一つ一つが知識の血肉になって、まず揺るぎません。
 ホームグラウンドにある不安定な素材よりも、バックグラウンドにある確固とした知識を活かすほど、有利になるのは間違いありません。日頃からバックグラウンドの知識を増やす努力をすることは必要だと思います。新聞や雑誌を読み流すよりも丁寧に読むこと、TV番組にしても眺め見るよりも真剣に視ること聴くこと、友人との会話も同じネタを蒸し返さず新しい素材を見つける工夫をすること、などが大事になると思います。

 な〜んて言うのは簡単ですが、実践するのは大変ですよね。ポン太の場合は、家系図、青少年活動、ミュージカル、株式投資、政治評論、日本史、新エネルギー、ホームページ・・・などとバックグラウンドを作ってきたつもりです。これらのテーマはいずれも専門家に太刀打ちできませんが、日常会話には大いに役立ちます。具体的な知識は当然のこと、視点も変えられますので、結構便利です。
 それ以外にも30近く職場替えしたアルバイト体験も使えますし、無差別に読み漁ってきた漫画や小説のウンチクも役立ちます。あとは飲み屋さんなどで知り合いになった人たちから日々仕入れる情報でしょうか。利害関係のない人は、自分が長年培ってきたノウハウとかも親切に惜しみなく教えてくれます。タダで提供して貰える情報は有効活用しないと勿体ないですね。
 一度仕入れた情報は別の機会で話題のネタに提供して、別の相手から新しい情報を貰ったり、内容の再確認をするのに使っています。まだまだバックグラウンドに知識を塗り込んでいる状態ですが、蓄積した知識が少しずつ有機的に結びついて、ポン太の血肉に変わっていけば良いなぁ、と思っています。

 当ホームページは、ポン太のバックグラウンドを文章化して構築していくことを目的にしています。もやもやした素材や知識を有機的に結合させるための道具に使っています。ですから、矛盾するようなテーマや、人様に読ませるべきでないテーマも多いと思いますが、いずれ一つずつのピースが填っていけば、何か読者の皆さまにも使っていただけるバックグラウンドができるのではないか、と考えています。

99.06.27
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