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雑記帳No.020
奴隷商人、河を渡る

 あるアフリカ奥地でのお話。三人の奴隷商人が三人の奴隷を連れて大きな河に差し掛かりまし。河には商人たちが渡ってきた二人乗りボートがあり、彼らはボートで渡って帰らなくてはなりません。商人たちが連れてきた奴隷たちは、極めて忠実であり召使いとして問題ないのですが、人喰いに自制が働かないことが欠点です。商人が奴隷と同数かそれ以上の場合は、奴隷たちも武器を恐れて人喰いには及ばないのですが、商人の数が一瞬でも奴隷の数を下回ると喰われてしまうのです。

 さて問題。とにかく彼らは向こう岸へ渡らねばなりません。ボートには三人が乗ると必ず沈んでしまうので二人で漕ぎ渡り、次の人間を乗せるために少なくとも一人が漕ぎ帰ってこなければいけません。その際、こちら岸でも、向こう岸でも奴隷の人数が商人の人数を上回ってはいけません。

 ただし、奴隷たちは食料などを持たないため絶対に脱走しないものとします。それから川には人喰いワニがうじゃうじゃいて、泳いだりワニの背に乗って渡ったりはできないものとします。

 何回往復すれば全員が無事に向こう岸へ渡れるだろうか?

98.03.25
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正解は コチラ です

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