′�17日の純粋持株会社設立というニュースを前提とした私信だ。純粋持株会社の設立に際して、ずいぶんと意表をつく裏技を駆使して多くの子会社を傘下に収めてしまいました。中内氏の錬金術はいまも衰えずというところでしょうか。中内氏には個人会社が多く、実体のないペーパーカンパニー的なものも随分と含まれています。
そうした会社がダイエーやグループ企業の上位株主に名を連ねています。例えば「中内インターナショナル」「中内興産」「マルナカ興産」「サカエ薬局」などが該当します。現在の中内氏は名目株1,000株を持つのみで、他は上記の各社が握っています。大株主が中内氏個人で有れば800億円を越えるはずの相続資産も、この方法では7億円前後に圧縮されています(田中角栄氏の錬金術にも勝るものです)。詳細は「日経ビジネス」2月16日号pp74−79を参照してください。
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