潤副社長を次期社長にとお考えで有れば、釈迦に念法ではあっても、以下の提案をご検討されたい。
一、雑誌等のインタビューは副社長が受けるようにされること。
会長が直接受けられる場合は、話題の諸処で副社長を褒めちぎる内容を
盛り込むこと(親バカといわれても必要なことです)。
一、会長自らは社員に対して厳しすぎるほどの態度でのぞみ、副社長は柔ら
かい態度でのぞみ、人望をアピールする機会を与えること。
一、有能な目付役を二人ほど揃えること。一人は会長と同世代の方を、いま
一人は副社長と同世代の方を選ばれること。
一、有能なブレーンを外部に求められること。第一に故事来歴に詳しい歴史
学者、第二に庶民的な法理論に明るい法律学者、第三に実務経験に富ん
だ経済学者を得ること。
一、副社長よりも若手の次期幹部連を育てること。イエスマンが過半数を越
えないよう、人選には会長も関与されること。
一、資産売却、子会社整理により有利子負債を圧縮し、企業イメージの大幅
回復に努めること。
一、さくら銀行と和解し、他行と同程度の付き合いに戻すこと。
一、副社長にとって大きすぎるアドバルーンを上げず、手堅く確実な経営ス
タイルを副社長のスタンスとして位置づけること。
一、副社長の良き理解者となり、良き話し相手となり、個人的雑務をこなす
有能な副官を外部に求めること。
一、新社長が同族であることに問題はないが、他の取締役に同族を据えるこ
とは問題だ。同族経営との批判を回避すべく努力されること。
一、ホテル事業、デベロッパー事業とは資本関係を絶ち、グループ外の関係
会社に留め置かれること。
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