コ メ ン ト | ||
シナリオ | ◎ | 全米で大ヒットした小説であるそうです。原作を歪めないことを優先したためか、複雑で時間の長い作品に成っていました。デイヴィットとメアリーアンの物語にしても良かったのでは無いかと思われますし、流浪の学士一家の存在も意味が薄かったと思います。 |
キャスト | ☆ | 良いキャストが集めてありました。端役に至るまで、よくチョイスされていると感じました。 |
ナンバー | ○ | 「心の旅路」はまずまずです。全体にはパッとしないナンバーが並んでいました。「ソルトレイク・シティ」はリプライズもされますが、運び方は今ひとつな印象でした。 |
ステージ | ☆ ☆ |
メアリーアン邸が、よく作り込まれてあります。デイヴィットの事務所もそれなりです。セットの細部や小道具、衣裳にも拘りを感じられ、良い造りをしています。いささかコストを掛けすぎている印象もありますが。 レプリカの「天使の像」も良い味が出ていました。 |
演 技 力 | ☆ | 東山は、自然な動作で巧い立ち回りを見せていました。黒木とも息が合っています。上條は、貫禄のある渋い演技を見せましたが、他のキャストと比べると、少し浮いて見えました。岡は、やや付け合わせの印象でした。子役達も、それなりにレベルが高いです。 |
歌 唱 力 | ◎ | コーラスになれば、十分な迫力があります。東山も黒木もシンガーとして優れていますが、ナンバーの冴えを欠くためか、インパクトが弱いです。 |
ダ ン ス | ◎ | ダンスシーンは多くありませんので、特筆するほどにありません。 |
総合評価 | ◎ | シナリオとナンバーの力不足が気になる作品でした。原作が大ヒット作品であるとは言え、これを題材とする単純な原作ミュージカルというだけでは、不足だと思います。盛りだくさんのエピソードを整理し、見せ場を強調して欲しいです。例えば、リチャード一家の会話、銀スプーンの一コマに工夫が必要でしょう。 セットと衣裳に手間が掛かっているようですので、次回リメーク公演がされることを望みます。それまでにナンバーも、グレードアップされることに期待しています。 |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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ア ク セ ス | ||
アトリエ・ダンカン | ||