コ メ ン ト | ||
シナリオ | ◎ | 着想は面白く、中村龍史らしい演出もありました。主眼がグループサウンズに置かれているため、ストーリーは中身が薄く会話もあまり練られていない印象でした。ところどころに入るコントは、面白いのでもう少し活かして欲しいです。どこまで実話なんでしょうか・・? |
キャスト | ◎ | 曾我のギターと、チョロのドラムは演奏されていますが、川本と鈴木は今ひとつ判然としません。女性三人も演技力があり、面白いキャスティングです。 |
ナンバー | ◎ | テケテケ鳴るバンド曲は、何となく似た雰囲気で味気ないです。「君に会いたい」というナンバーがメインかと思いますが、他のナンバーに耳心地よいものがありました。エレキを使わないコーラス曲「ラヴ・ラヴ・ラヴ・・・」が感動的でした。 |
ステージ | ◎ | 回転ステージを使っての場面転換が面白く、ステージの二階部分を使っての演出も良かったです。とくに観客に背を向けてのトークなど味があります。客席通路を使って見せるコントなども良い演出です。衣裳も時代を工夫してありました。スライド投影は、少し演出過剰かも。 |
演 技 力 | ☆ | 阿部は、ストレートプレイ系の名優であるようで、オーバーアクションながら複数の役割を良く演じていました。町田は、予想していた以上の演技派で、妹に鳴りきっての演技、キャスターとして客席インタビューする演技が面白かったです。粟田も、クサイ役回りを照れもなく演じていました、無理のない笑顔が良い感じです。曾我は確かに上手いですが、残りの男性キャストとの実力差が目立ってしまいます。 |
歌 唱 力 | ◎ | ナンバーがナンバーですので特筆するほどにありません。曾我のオリジナルソングのCDが売られていましたが、「買いたい!」と思わせるほどの声を聞かせて貰っていません。 |
ダ ン ス | ◎ | 女性三人が見せる1960年代のダンスが懐かしく見えました。しかし、ゴーゴーのダンスは、こんなに大人しいものだったでしょうか・・? 粟田は脚も腕も極めが上手く、長年ダンスをやっていたというプロフィールに反しない良さがありました。 |
総合評価 | ◎ |
中村作品では名物の「観客参加看板」ですが、今回はかなり外していました。「ンだ」「ヒューヒュー」「佐々木ひっこめ」などのコールは、盛り上がりに欠けました。また紙テープを観客が投げるシーンも、片づけなどに手間取って、いささか興ざめの上、後方席のテープが前方席の客にブチ当たるなどのハプニングがありました。 蛇足>こんなところまで、設定を作り込んであります。 http://www.magicaljunk.com/jokers/ |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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