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ミュージカル作品紹介(第146回)
スクランブルエッグ
■劇  団 コーラス・シティ
■鑑 賞 日 平成12年3月12日(土) ソワレ
■劇 場 名 労働スクエア東京ホール(八丁堀)
■料  金 全席自由�,000円(前売価格)

■作・演出 藤本 洋      ■音  楽 徳永 洋明
■振  付 うすいゆうこ,原 津加沙,斉藤 清美,橋本 直子
■歌唱指導 金子 明美     ■演技指導 矢野 宣
■照  明 高野 勝征     ■衣  裳 鈴木 千夏
■音  響 長澤 康夫     ■訳  詞 中村 智美
■舞台美術 前野 秀雄     ■舞台監督 石村 淳二
キ ャ ス ト
渚      (佐藤友歌子)   真矢     (吉武 理絵)
由香     (丸山 晴美)   南      (来島 弥生)
瞬      (日置 信広)   始      (米倉 誠二)
大家(老女) (羽尾  稔)   真矢の母   (矢部 晶代)
真里奈    (谷藤 かな)               ほか
ス ト ー リ ー
第一部:スクランブルエッグショー
 名作ミュージカルの名ナンバーを、研究生たちが思い思いに唱う、レビュー。
第二部:ちんたら劇団奮闘記
 交通事故で団員の1人を失ったちんたら劇団。突然の仲間の死に悲しみ沈む団員たち。そこへ稽古場の大家が現れて、滞納家賃6か月分を払って欲しいと迫ってきた。一週間の猶予を貰い、それぞれ慣れないアルバイトに精を出したのだったが・・・。
コ メ ン ト
シナリオ ショートで素直なシナリオでした。ハッピーエンドで結ぶのは良いのですが、あまりにもご都合でお約束のエンディングはツマラナイです。
キャスト 昨年の研究生と比べると、個性的であるようでした。歌やダンスはバラツキを感じましたが、それなりに上手い人もあります。
ナンバー お約束の「シティ・メドレー」は迫力があります。第二部のオリジナルは、あまり冴えませんでした。
ステージ 稽古場のセットは、概ねシンプルでしたが、細かいところにコダワリが感じられました。
演 技 力 羽尾の老女役は素晴らしいの一言に尽きます。表情・手足の所作・首の振り方・話し方のいずれも見事に表現されていました。演技にギャグを織り交ぜる余裕もあり、大物です。米倉は客席を意識するとニヤけた表情になって残念でした。
佐藤が第二部でよくリードしているようでした。丸山は表情が面白く、細かい芝居が多いのも楽しめました。少しオーバーすぎるのが気になります。来島の怠そうな演技は、他のメンバーから浮いて見えました。
歌 唱 力 佐藤の腹に響く重量感ある声は見事です。力強く明瞭な発声でピカイチです。矢部は高音が綺麗で、ソロもトリオも響きが良いものでした。谷藤も伸びのある高音が良かったです。吉武は低音が綺麗でしたが、ソプラノを無理に唱ったのが△。来島の「メモリー」は、とても聞き苦しいものでした・・。
ダ ン ス シティメドレー」がメインでしたが、誰が揃わないというのでなく、誰もが揃わないという印象で、バラバラでした。大きく元気よく踊っていたのは良かったと思います。谷藤は足も腕も綺麗に上がっていました。日置のダンスも面白いと思います。
総合評価 研究生の卒業公演ということであり、チケットも格安なので、結構楽しめました。昨年の研究生は2人しか残らなかったとのことですが、今年の研究生が大勢残って欲しいところです。若さと結束を見せていけば、コーラス・シティの本公演も活気づくのでは、と楽しみです。
チケプレ
読者の声

佐藤の『命をあげよう』が迫力があったように思います。
日置の第一部でのマイクの位置が気になりました。
■ショーの中で特に目立っていたのが谷藤の長身とダンスです。
佐藤来島羽尾を中心によくまとまったと思います。
■初々しさが残っていましたが、演じている本人たちがとても楽しそうで
 した。
■ストーリーはメリハリというか、見せ場が全然なかった。
 ストーリーの裏に秘めたメッセージみたいなものもないし…。
(スペースの関係上、若干編集いたしました。ごめんなさい)
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています
なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください
本公演は8枚のチケットをプレゼントしました。
ア ク セ ス
コーラス・シティ
 事務局/東京都渋谷区幡ヶ谷2−45−1  Tel:
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