前回へ  ホームへ  次回へ
ミュージカル作品紹介(第88回)
豆の木になれなかった豆
■劇  団 劇団鳥獣戯画
■鑑 賞 日 平成11年7月2日(金) ソワレ
■劇 場 名 中野ザ・ポケット(中野)
■料  金 全席指定�,400円(前売料金)

■作・演出 知恵理丸      ■音  楽 千里,雨宮 賢明
■振  付 中原 芳子     ■殺  陣 小黒 政美
■照  明 中川 隆一,上村 啓子
■舞台美術 伊達 一成     ■音  響 加藤 千恵里
■衣  裳 石丸 有里子    ■舞台監督 上村 利幸
■小 道 具 黒川 賢一     ■方言指導 紺野 相龍
■制  作 菊堂 晃,今野 美津子
キ ャ ス ト
マルツィ   (樋口 春香)   エリザ    (太田乃理子)
ジャッキー  (竹内久美子)   ビトー    (佐藤耕一郎)
マット/魔女 (石丸有里子)   ムット/ヤッチ(知念 正文)
ホッパー   (倉田 秀人)   モルト    (飯山 弘章)
                           ほか多数
ス ト ー リ ー
 ※作・演出家の強いご要望により、掲載しません
コ メ ン ト
シナリオ 着想は面白いと思いますが、ドタバタの上に支離滅裂でした。前半に比べると後半は場面展開が早すぎるとともに、おざなり気味でした。もう少しストーリーが整理されるとキャストも生きるのでは?
キャスト とにかく個性的なキャストが多く、そのバラバラな個性がシナリオ中では生きている感じでした。
ナンバー 主題歌「ドゥー・ユー・ビリービン・ラブ」ぐらいがマシで、あとはショートすぎるもの、録音再生だったもの、歌詞なしのものばかりでパッとしません。
ステージ 左端に階段を設けた2階ステージで、1階部分には三つのゲートが配してありました。2階部分やゲートを隠すために垂れ幕を使い分け、左右に動くカーテンも使って素早い場面転換を図っていました。狭い劇場の階段を何度も走り回って観客を引き込む工夫もしていました。全体に色調のバランスが配慮されてあり、衣裳も安手ながら雰囲気を出していました。
演 技 力 竹内は全体を通して大活躍で、元気溢れる演技をパワー全開で演じていました。ベテランと見られる倉田石丸飯山中原はそれぞれ味のある演技力を発揮してくれましたが、残る若手はまだまだ演技が固い感じでした。飯山知念のマイムは個性的で楽しいものでした。
歌 唱 力 ナンバーの充実と同時に、歌唱力の充実も図って欲しいと思います。
ダ ン ス 色々なダンスを見せてくれましたが、どれも中途半端な感じに終わっています。振付の指導は良いのだと思いますが、技能も練習も不足しているのでしょう。ダンスシーンを減らすなどして中身を充実してくれると、良くなると思います。
総合評価 歌唱力とダンスが強化されるとかなり良くなると思います。併せてシナリオとナンバーの充実に取り組んで欲しいと願っています。個性的なキャストが揃っているので、それを活かす方向で総合力を高めてくれるといいなぁ、と思います。次回作にも期待してます。
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています
なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください
ア ク セ ス
劇団鳥獣戯画
 事務所/劇団HPへアクセスして下さい
前回へ  ホームへ  次回へ