ミュージカル作品紹介(第82回) | ||
ミッドサマーナイトドリーム | ||
■劇 団 劇団プロジェクトOIE ■鑑 賞 日 平成11年6月1日(火) ソワレ ■劇 場 名 東京芸術劇場・小ホール1(池袋) ■料 金 全席指定�,000円(前売料金) ■原 作 シェークスピア作「真夏の夜の夢」 作 曲:スチーブン・マッケンロス,ランドルフ・トルーマン ■翻訳・台本・演出 小澤 僥謳 ■音 楽 水谷川 忠俊 ■訳詞・衣裳 上郷 艶都古 ■振 付 謝 珠栄 ■美 術 石井 みつる ■照 明 沢田 祐二 ■音 響 八幡 泰彦 ■歌唱指導 茶谷 宏子 ■舞台監督 荒木 真人 ■企画・制作 上郷 艶都古 |
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キ ャ ス ト | ||
パック (駒田はじめ) イージアス (側見 民雄) タイタニア (荒井美乃里) オベロン (大塚 雅夫) ハーミア (園山 晴子) ライサンダー (平沢 智) ヘレナ (山本 順子) ディミトリアス(石母田史朗) トリソッタン (石井 陽子) ヴァディウス (片桐三千代) ボトム (田中 耕二) 村人 (福永 吉洋) 妖精 (野口真佐代,小嶋 亜衣,宮 菜穂子,法月志都子) ほか |
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ス ト ー リ ー | ||
イージアスの娘ハーミアは、父親が勧めるディミトリアスとの結婚を嫌がり、ライサンダーと駆け落ちしてしまう。ハーミアは親友ヘレナに相談したところ、ヘレナは愛するディミトリアスの気を惹こうと、駆け落ちの話を漏らしてしまう。そして森へ迷い込んだ2組の男女は、妖精王オベロンと女王タイタニアのケンカに巻き込まれてしまう オベロンの手下パックが「恋の惚れ夢」を使って悪戯をし、男女の関係は複雑に絡み合ってしまった。しかし全てが眠りによって癒され、夢によって和解し、迷い込んだ4人の誤解も解ける |
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コ メ ン ト | ||
シナリオ | ◎ | シェークスピアの名作に手を加えるという難業にチャレンジした作品です。ストーリーの流れはすっきりしており、会話もギャグも練られていましたが、ちょっと冗長なシーンが散見されました。 |
キャスト | ☆ | それぞれにパワーのある個性的なキャストが採用されていました。俳優の個性を上手に活かした演出という感じもありました。 |
ナンバー | ◎ | プログラムが売り切れていたのでナンバーの名前は分かりません。エンディング近くの「いつまでも愛し合おうよ…」がコーラスに適して☆、ハーミアの「眠れないの…」もなかなかでした。 |
ステージ | ☆ | 森をイメージした何枚かの板材が工夫されていました。舞台後方の昇降エレベータは蛇足気味に感じました。衣裳も吟味されており、照明も音響も研究されているようでした。 |
演 技 力 | ☆ ☆ |
駒田のマイム、剽軽な仕草、惚けた表情は最高です。園山のチビちゃい演技も真に迫っていました。印象的なのはいずれのキャストも客席を見据える目線をしていたことで、堂々とした風格を感じました。また妖精の4人組がステージの隙間を埋めるべく、随所で細かい動きを入れていたことに感心しました。 |
歌 唱 力 | ◎ | コーラスはまずまずでしたが、個別では園山が目立った程度です。荒井、大塚はもう少し感情を込めてくれると良かったかも知れません。駒田は歌唱面ではちょっと・・・。 |
ダ ン ス | ◎ | 妖精4人組はよく揃っており、見せるダンスもシーンごとに多彩なものでした。福永がかなりハードなダンスをこなしていました。演技はメインキャスト、ダンスはアンサンブルという分担だったようです。 |
総合評価 | ☆ | シェークスピアの原作に拘らなくても良い作品に仕上げられそうでした。かなり高い完成度に感じましたが、個別で見れば、ナンバーの力不足、ソロでの見せ場の不足、冗長な挿入シーンが惜しまれます。 主宰の小澤氏が亡くなったとのことであり、次回作が心配です。 |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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ア ク セ ス | ||
劇団プロジェクトOIE 事務局/Tel: |
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