ミュージカル作品紹介(第60回) | ||
ココ・スマイル | ||
■劇 団 ジョーズカンパニー ■鑑 賞 日 平成11年2月13日(土) マチネ ■劇 場 名 シアターサンモール(新宿御苑) ■料 金 全席指定�,000円(前売料金) ■製作総指揮 桝川 譲治 ■脚本・作詩 堀 美千子 ■作曲・音楽監督 水野 良昭 ■主題歌作詞・作曲 松崎 しげる ■振 付 三村 みどり,羽永 共子 ■照 明 三田 弘明 ■音 響 戸田 雅樹 ■舞台監督 沢 麗奈 ■舞台美術 南 雅之 ■衣 裳 馬渕 紀子 ■監 修 犬石 隆 |
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キ ャ ス ト | ||
ココ (富岡真理央) サヤ (米澤 史織) アオイ (為田 真美) キンタ (久保田武人) ナツ (名塚 佳織) カジ (菱川 愛) 永原倖介 (桝川 譲治) 小川月子 (治久丸華代) 斉藤裕一 (矢部 貴将) 飯塚保美 (ほりすみこ) 山内高志 (星芝 克彦) ほか多数 |
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ス ト ー リ ー | ||
保美が夢が丘ニュータウンへ帰ってきた。子供達を集めたフェスティバルを開催するためだったが、会場にするつもりだった公園は、地元の名士永原によって学習塾に変えられていた。落胆する彼女は、不思議な少女ココと、永原の娘サヤに出会う。まっすぐな性格でフェスティバルに協力を申し出るココと、引っ込み思案で父親からも友達からも逃げ回るサヤ。 市有地の新しい公園で、月子は子供達にダンスを教えているが、ココの勧めでフェスティバルへの参加を決めた。しかし公園には学習塾の予習に集まるナツたちも居り、子供同士の対立が生まれている。ところが、この公園も永原が買収することになり、公園は潰されることに・・・ |
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コ メ ン ト | ||
シナリオ | ◎ | フェスティバルの設定に現実味がなく、ココのプロットにも疑問がありました。全体のストーリーは腐りがちですが、子供達の会話がよく練られています。 |
キャスト | ◎ | 大人の俳優は総じてダンスが上手いが、芝居は下手という感じです。子供の俳優たちは明るくて元気な子ばかりでした。 |
ナンバー | ◎ | 「パパの肩車」「会いたい」がお奨めです。主題歌「スマイル」は、コーラスに救われてまずまずでした。 |
ステージ | ☆ | 昇降式ステージのほかは、わずかの小道具でシンプルでした。 |
演 技 力 | ◎ | 米澤の演技は素晴らしかったです。将来有望だと感じました。富岡の元気な演技も惹かれますが、やや堅い感じがしました。桝川も自然な演技を見せてくれましたが、他の大人が素人っぽい芝居だったのが残念です。 |
歌 唱 力 | ☆ | 米澤は声のトーンも張りも素晴らしいものでした。感情を込めた唱いも見せてくれました。富岡も声のトーンが良いのですが、やや音を切りすぎるのが気になりました。大人では治久丸の伸びやかで張りのある歌に感動しました。桝川の渋い歌声もまずまず。 |
ダ ン ス | ☆ | いろいろ創作性の高いダンスが見られます。子供達はいくぶん揃いませんが、まずまずでしょう。星芝のターンとジャンプはA級、矢部もなかなかでした。ダンス力が売り物という「劇団の看板」に偽りはありませんでした。桝川のダンスが見られなかったのは残念でした。 |
総合評価 | ◎ | 使う子供が少し多すぎる感じがしました。使うなら使うで、もう少し見せ場を増やして性格付けを明確にして欲しいですね。大人の演技力不足も気になりました。子供をフォローするだけの良い演技に配慮して欲しいです。もちろん歌唱力もですね。米澤の今後に期待します! |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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ア ク セ ス | ||
ジョーズカンパニー 事務所/東京都渋谷区広尾5−2−17 Tel: |
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