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| ミュージカル作品紹介(第14回) |
| ア イ リ ー ン |
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■劇 団 東宝ミュージカル ■鑑 賞 日 平成10年5月9日(土) マチネ ■劇 場 名 日生劇場 ■料 金 全席指定 A席8,500円(JCB貸切料金) ■原 作 オン・ブロードウェイ「IRENE」 演 出:Gower Champion 脚 本:Hugh Wheeler,Joseph Stein,Harry Rigby 振 付:Peter Gennaro 作 曲:Harry Tierney 作 詞:Joseph McCarthy 製 作:Harry Rigby,Albart W.Selden,Jerome Minskoff ■演 出 鵜山 仁 ■翻 訳 丹野 郁弓 ■訳 詞 鮎川 めぐみ ■振 付 前田 清実,藤井 真梨子 ■製 作 酒井 喜一郎,宮崎 紀夫 |
| キ ャ ス ト |
| アイリーン (大地 真央) ドナルド (石井 一孝) オジー (藤木 孝) <}ーシャル(金井 克子) ルーシー (井上 順) <Iデア (草笛 光子) ジェーン (紫城いずみ) ヘレン (鮎 ゆうき) クランシー (佐藤 輝) ほか |
| ス ト ー リ ー |
| ニューヨークの下町で生まれ育ったアイリーンは、街の人気者。利発でチャーミングだが、母親の心配を後目に、ピアノ調律業を始めた。初仕事のマーシャル邸では、ホコリが溜まり蜘蛛の巣が張ってあるピアノにあきれてしまう。偶然通りかかった当主ドナルドを相手に、調律の講釈をして、なぜか意気投合 無名デザイナーの共同経営者兼モデルを務めることにさせられてしまった。名士の集まるパーティで、見事ルーシーの名を高めたアイリーンだったが、若いドナルドに恋心を・・・。失恋歴のある彼は、アイリーンをビジネスパートナー以上の存在と認めようとしない |
| コ メ ン ト | ||
| シナリオ | ○ | 古き良き時代のニューヨークの雰囲気がよく出ています。エピソードものも楽しめますが、米国の上流階級がよく分からないので、理解に苦しむ場面もありました。 |
| キャスト | ○ | 実にエキストラが多いです。主役が埋もれるほどの大人数なのが問題でしょう。自由気ままな女の子(?)を演じる大地には狭いスペースしか与えられず、やや残念な場面もありました。たぶん半分の人数でも十分なのではないでしょうか。 |
| ナンバー | ◎ | 「幸せの予感」「本当の気持ち」がお奨め。もちろん大地のソロは、バツグンです。 |
| ステージ | ◎ | ベースの調律屋のセットはシンプルで良いです。あとは豪華なセットでありますが、まあ普通でしょうか。 |
| 演 技 力 | ☆ | 藤木はドナルドの従兄弟でルーシーの紹介者となるオジー役です。そのネットリした演技は非常にマッチしていて良いです。ブロードウェイ版の単純な焼き直しに徹しないところが本作の優れたところだと思います。井上のアドリブは、JCB貸切公演を意識していてウケました。 |
| 歌 唱 力 | ◎ | 全体に優れていますが、大地の才能がずば抜けて映えています。 |
| ダ ン ス | ◎ | これはブロードウェイ版の引き写しなのでしょうね。まあ、楽しめますが・・さらなるパワーアップが欲しいところです。 |
| 総合評価 | ◎ | 全体に良く纏まっていて、分かりやすい作品です。大地を可愛く魅せる作品として良作ですが、あまりにスターに頼り切っている印象を受けました。 |
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上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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| ア ク セ ス | ||
| 東宝ミュージカル | ||
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