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ミュージカル作品紹介(第2回)
美 女 と 野 獣 1997
■劇  団 劇団四季
■鑑 賞 日 平成9年6月26日(木) ソワレ
■劇 場 名 赤坂ミュージカル劇場
■料  金 全席指定 S席10,500円(会員割引)

■企画・製作・訳詞・台本・演出 浅利 慶太
■舞台監督 木村 謙介
キ ャ ス ト
ビースト   (芥川 英司) ベル     (坂本 里咲)
モーリス   (日下 武史) ガストン   (今井 清隆)
ルミエール  (下村 尊則) ルフウ    (明戸 信吾)
コッグスワース(羽島三実広) ミセス・ポット(村田知嘉子)
ブーシュ   (武 木綿子) パベット   (井田 安寿)
ムッシュ・ダルク(佐々木勉) チップ    (海宝 直人)

ほか
ス ト ー リ ー
 村の発明家モーリスはの一人娘ベルは村一番の美女で、読書家。しかし変わり者との評判も高い。ある日、森の古城に迷い込んだモーリスは、城主ビーストに捕らわれた。その古城は、全ての召使いが燭台や時計、タンスなどに姿を変えられた、呪われた城だった
 父親の危機を知らされたベルは、古城に辿り着いたものの、父の身代わりとしてビーストに捕らわれることになった。ビーストとは、かつて魔法遣いを冷遇した仕返しに姿を変えた王子で、一人の女性と相思相愛になれば呪いが解けるのだったが、誰もそのことを告げることはできない。ビーストの心根に触れたベルは、やさしく語りかけてくれるのだが・・。
コ メ ン ト
シナリオ ウォルトディズニー映画の傑作を劇団四季が初のミュージカル化しました。原作映画とは細部でかなり設定が違っていますが、アニメとミュージカルの違いである以上に劇団四季の味付けが付いているという感じです。
キャスト キャラクターの色分けが明確にされており、キャスト構成に無駄が感じられません。
ナンバー 主題曲「美女と野獣」「夢叶う」「愛せぬならば」「変わりものベル」と聴き応えあるナンバーが続きます。楽しいコーラスの「ガストン・リプライズ」も良いですね。
ステージ セットはかっちりとした作りの大がかりなものが多いです。小道具もなかなか気が利いている感じです。ただステージの間口がやや狭いので、サイドの席からは見えにくいシーンが何度か有りました。
演 技 力 芥川坂本の主役はもちろんのこと、下村羽島らも面白い演技を見せてくれました。コミカルな演技力とは難しいと思いますが、さすが四季ですね。
歌 唱 力 芥川の厚みを加えた歌い方は素晴らしいです。全体に歌唱力のあるキャストが揃っており、素晴らしいハーモニーを生みだしていました。
ダ ン ス オーソドックスなダンスが中心で、基本は明るさ楽しさです。「ガストン」で長テーブルとコップを使ったダンスがなかなか楽しめます。
総合評価 本作は日替わりキャストですが、キャストによっては纏まりが悪い場合もあると聞いています。今回は調和のとれたキャストだったようですね。映画原作作品を上手に作り替えて、原作に負けないステージを観せてくれました。
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています
なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください
ア ク セ ス
劇団四季
 事務所/横浜市青葉区あざみ野1−24−7  Tel:
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