劇団が催すファンサービスもありますが、今回は俳優さんのファンサービスの話を。

それなりに名の売れた俳優には、俳優ファンクラブがあります。ファンの一人が事務局を担当する公認ファンクラブという体裁ですが、俳優が知人に頼んで創るケースと、１ファンが頼みこんで創らせてもらうケースがあるとか。俳優にとってみれば、ファンクラブの会員は組織票です。自分の出演する作品のチケットが確実に捌けます。１作品に何度も足を運んでくれる人もありますから、大きなバックアップですね。

どこかの劇団に客演で招かれる場合、数名でユニット公演を企画する場合、ファンクラブの人数を当てにされますし、それがバックボーンにもなります。自ずと、ファンクラブのメンバーを大事にしますね。公演後の楽屋招待、お茶会、海水浴、・・ディナーショーまで、あるそうです。こうした地道な努力が、ミュージカルファンを増やすのでしょうね。

今日、博品館劇場へ出かけました。すぐ北側に「リトル沖縄」という沖縄料理店があります。近頃マイブームなので・・観劇後に立ち寄りました。ゴーヤちゃんぷる、チラガーなど小皿料理、ソーキそば、オリオーンビールという取り合わせ。銀座にありながら、かなり安いです。店は雰囲気作りに熱心ですし、泡盛の古酒も楽しめます。。。おっと、ここは演劇のコラム。

良い作品を堪能し、美味しい料理も満足しました。会計を終えて店を出ようとすると・・本日出演の岡幸二郎さんが従業員と交渉中。大人気の店で満員なのに・・十人近い人数だそうで、「どれくらい待ちますか〜」などと。スタッフ打ち上げかと思いましたら、店外に十人ほどの女性方。たぶん、ファンクラブなんでしょうね。お馴染みらしい店へ招待・・なのかも知れませんが、土曜日の夕食時。難しかったかも。それにしても、本人が交渉するところが、何だか庶民的で良い印象です。

　いろいろとご苦労されているようですが、良い作品が創られて、その作品で良い芝居・ダンス・歌を披露してくだされば、固定ファンも増えるでしょう。近頃不況ですが、ファンクラブの皆さまと共に、長い冬を越していただきたい。