出演者のご紹介で、「劇団シアタージャパン」という劇団の公演へ出かけました。ぴあ売りしてなかったので、当日券を買い求めようと受付前で30分待ちましたが・・というお話。
取り置き客の優遇
いつかも書いたのですが、一般客よりも取り置き客を優遇する小劇団を多く見掛けます。取り置きであっても、代金済みであれば良いですが、得てして代金未収であります。劇団員にチケットノルマがあると、ご来場の意志の弱い客のためにも、来場の確率が低い知人の分まで取り置くことになります。
来場しない客を見込んでおいて、当日精算券などをバラマキすぎたり、あるいは当日券を売り込みすぎたり、とういう珍事も起こります。以前に指摘したミュージカル座は、補助椅子まで動員し、スタッフ一同で詫びるまでしましたが、その後は座席指定に転換して、事なきを得ています。日時指定でも全席自由という公演では、取り置き客の優遇も考え物です。
お客様の優劣
当日券の希望があった場合、座席指定であれば残券を売るだけなので、混乱は少ないです。座席自由であると、予想以上の客が来場すると席が足りなくなります。できれば開演直前まで引っ張って、空席を埋めるために待たせたい気持ちも分かります。
しかし、全席自由で開演前ギリギリに入れてしまうと、早くから待たせる上に、高いチケット代を払わせ、かつ座席は一番悪く、そして開演までの余裕時間がない・・不幸になります。もちろんですが、代金済みの客は一等優遇です。しかし、取り置き客を優遇するのは、明かな問題です(あるのですよ、そういう劇団が)。
当日券が出せそうにない場合は、最初からお断りすることが必要です。どうしても待ちたい客は、事情を説明して待って貰うので良いですが、それでも開演5分前までには入場させるべきです。それ以降の取り置き客を帰らせるのが、正当でしょう。同じ未代であれば、すでに来ている客を大事にし、まだ来ない客を見切るべきでしょう。
とはいえ
今回のケースでは、ポン太にも重大なルール違反がありました。ご案内くださった出演者のご厚意で、金曜日にチケットの取り置きをして下さった旨のメールを戴いたのですが、観に行けませんでした。このときご呈示いただいた金額が、4,000円でした。チラシによれば、前売り券は4,500円、当日券は5,000円です。金曜日に徹夜仕事をしなければ、何のトラブルもなく、1,000円もお得な公演を観ることができたのでした。
残念ながら、開演30分前に受付に登録しながら、開演時刻になっても言を左右にする受付に・・捨て台詞を吐いて帰ってしまいました。当初、受付の担当者は開演5分前に販売の可否を回答すると言っていたのですが、開演時間になっても「待て」の一点張り。受付には10セット近い取り置き券がありましたので、ブチ切れた次第であります。そして、2時間以上も無駄にしました。
劇団には劇団の事情があるので、仕方が無いことです。一般売りしないローカルな公演では、我が儘も仕方がないでしょう。非常に後味が悪くなりました。
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