ネットダフ屋は困ります

近頃は、ネットオークション等を利用して、コンサートチケット等の高値売却を行うネットダフ屋が増えています。堂々と取得代行業と称し、高いマージンを稼いでいます。つまり、お客様があるので仕方なく、劇場前のダフ屋が減った代わりに、ネットでは大盛況ですね。。。

ネットは便利な販路

ネットは身元が割れにくい為、販路としてはもってこいです。仮に高値で売却しても、オークションならダフ屋行為と言われないので、警察の心配も不要です。顧客と差しでの交渉が不要ですし、似たような商品が多く出品されるため、相場も分かりやすく崩れにくいようです。

元々チケットが入手できにくい構造的な問題があります。ブロードウェイとは違い、劇場がチケットを売ることは希です。そしてNYのブローカーは認可業ですので、高い手数料を取りません。日本ではブローカーは無届けでもできますので、チケットさえ入手できれば、売り放題です。近頃は販路も多く、小出しに配分して人気を煽る公演も少なくありません。一方で、関係者の手元には開演後も余っていたりするわけですが・・。

ネットダフ屋は、その人気につけ込んで、数少ないチケットを有利に抑えるべく奮闘し、その代償として高い手数料を要求するわけです。オークションに出すだけなら、素人でもできますし、比較的安全です。金を受け取ってから物を渡すため、リスクが少ないのが実情です。そこに詐欺の温床もありますが・・。

電話が繋がらない・・

以前にも増して、ぴあの電話は繋がりにくいです。人気公演の発売日は、決まって開始2時間ほど不通です。近頃は、自動で電話を掛けまくる機械が人気だそうですし、代表番号から転送される本物の電話番号を入手して、回線を独占するような機械もあるそうです(高級品ですけどね)。

劇団四季も、昔は開始30分で繋がった対人回線が、60分経っても繋がりません。以前は「劇団四季です・・」で始まる再コール願いのテープが面倒だったのですが(これは不評で廃止したそうです。携帯専用回線だと課金されますし)、最近は「話し中」に辿り着くのも大変です。NTTの回線混雑テープが流れるばかりです。機械が闇雲にコールしている証拠でもあります。

JCBなどカード各社の電話も同様です。近頃では、あらゆるチャネルにダフ屋が介在しているようです。彼らに接触すれば、確かに良いチケットも手にはいることがありますが、得てして屑の席を高値で売りつけることもあると聞きます(あ、私も1枚掴みました・・笑)。さらにはぴあの予約番号を販売するバカ者まで居まして、迷惑この上ないです(予約番号の転売防止策は無いでしょか)。

ともかくネットダフ屋が蔓延る原因は、買うお客にあります。みんなが高値で買わなければ、彼らも手間を掛けてまで仕入れません。電話回線も混まず、フェアでスムーズな入手ができます。無用な便乗トラブルも無くなります。チケットに購入者情報を入れるっていうのはダメでしょうかね。
最近は携帯に発信する電子チケットの実験もあるようですので、期待しています。

  • 警察当局は、オークションの名を借りた「ダフ屋行為」の取り締まりを強化するそうです。すでにオークション運営団体の協力を要請し、定価よりも高額な最低価格を設定していたり、大量のチケットを捌いている出品者をマークし始めているそうです。ネット世界への警察の介入は好ましくありませんが、ある程度やむを得ないでしょうか。(2001/12/30)
  • ブロードウェイのチャリティ公演として企画された、「THANK YOU BROADWAY」は大物俳優達の共演ということもあって、1枚7千円のチケットが座席を問わず3万円以上でオークションされています。良い席は5万円以上で落札とか。それにしても、Yahoo!だけでも出品者がざっと40名近く。ウラでは重複があるとしても、かなりの枚数がダフ屋に流れていますね。公演の趣旨にも反する行為ですし・・早く捕まえて欲しいものです。(2002/03/16)