ブロードウェイ特集/           
ブロードウェイ・エクスプレス

ブロードウェイ特集の第9弾。情報誌「ブロードウェイ・エクスプレス」です。こちらに馴染みのある読者の方が、多いはずですね。博品館劇場などで売られている、ブロードウェイ作品のストーリー本です。

予習用資料として、最適

MiL社の刊行物です。左側のイメージが作品別のもので、これは「美女と野獣」のものです(ロゴ使用権は、ウォルトディズニー社から得ています。偉い!)。「キャッツ」「蜘蛛女のキス」「オペラ座の怪人」「クレイージー・フォー・ユー」など十数種類発行されています。コンテンツは、制作スタッフ一覧・解説・あらすじ・ストーリー・あとがき・劇場座席表などと成っています。

英語力のある人でも、劇団四季作品を観た人でも、一通り読んでおくとラクです。ストーリーは知っているのといないのとでは、理解力に大きな差があります。大事なキーワードを聞き逃して、オロオロする必要がありませんので、ぜひ一読を勧めます。英語力が無いポン太は、「ストーリー」を2回読んでおきました。確かによく分かります。

博品館では豊富に品揃えてありました。紀伊国屋書店では在庫切れになっていました。国内での入手は難しいかも知れません。あとは、前回の「NYエンカレ」と同じ方法で入手できます。MiL社にチケット手配を頼むと、1枚に1冊もらえますので、リクエストしましょう。

上記イメージの使用は、MiL社より直接許可を受けております。転載不可。
てんこ盛り、エクストラ

お分かりのように、十数種類でありクローズした作品も含まれているエクスプレスでは、網羅されていない作品の方が多いです。発行元のMiL社によれば、今後新バージョンを発行する予定は無い、とのことです。最大の理由は、作成費に見合うだけの冊数が捌けないことです。キャッツなどロングランする作品もありますが、1年未満の作品や日本で公演されない作品の冊子は、ほとんど売れないらしいです。

そこで、エクストラという冊子が発行されています。右上のイメージが、2000年改訂の最新版です。こちらは、エクスプレスのダイジェスト版になっています。作品の「略歴」「料金表」「感激ポイント」「英語難易度」「チケット入手度」「劇場周辺地図」「劇場座席表」が掲載されています。もちろん「あらすじ」は欠かせません。2000年版は、「リバーダンス」「コンタクト」「ザ・ミュージックマン」を含む22作品が掲載されています。

ダイジェスト版は、年々更新されていくそうですが、やはり最新情報は「NYエンカレ」を入手しておくのが無難です。公演日時の変更やクローズ情報、キャストの入れ替えや新作の評判なども必要だと思いますので。

何はともあれ、せっかく出かけるニューヨークですから、予習はやりすぎて損をすることも無いと思います。ぜひぜひ楽しい「感激」を! 以上を以て、ブロードウェイ特集は一段落とします。