公演メールは、ほどほどに

近頃メールで、公演案内を下さる劇団が増えています。それだけHPを訪れて下さる方のあることを喜んでいいのかどうか。文面を眺めて考えさせられることがあります。「こんなメールを自分が受け取ったら、どう思うのかな〜」という視点でチェックして欲しいです。

何を書くのか

公演案内ならば、何をするのかを書いて欲しいです。5W1Hは欠かせませんね。ダラダラ書かれると困りますが、何も情報が無いよりもマシです。何時・何処で・どんな公演を・どの劇団が・誰と誰の出演で行うのか。ジャンルはどうなのかもあると嬉しいですね。マイナーな劇場ならマップも書かせません。

公演パンフなども参照できると嬉しいですが、添付は遠慮して下さい。先日に、スイセイの某女優から20メガバイトの画像が送られて来ました。知人なので笑って許しますが・・初対面ならヤキを入れるところです(笑)。JPGやGIF画像にして、可能なら色数を256色や16色に落とすか、グレースケールに変更して下さいね。

劇団サイトとリンクしましょう

こんなとき、劇団サイトがあれば便利でしょう。大まかな内容を書いて、「興味があれば劇団サイトまで」の一文で十分です。劇団サイトなら多少サイズの大きい画像でも良いですし、地図なども参照できます。過去公演の中身も分かれば、次回公演にもそれなりの期待が持てようと言うモノです。

劇団サイトの質は当然に問われます。サイトのコンテンツが無かったり、センスが悪いとお客様の印象も悪いです。それより先に、メールのコンテンツとセンスも問われますね。そのメールを自分が貰ったら・・・サイトを覗いてみるだろうか、観てみたいと思うだろうか。考える必要がありそうです。

劇団活動にはお金が掛かります。サイトも安く上げたい、メールも安く使いたい。その心理は分かりますが、サイトにケバイ広告があったり、メールに意味不明の広告があると、面食らいます。分かっていただけますか、アキさん、K野組さん。

その他、気づいたこと

いつも楽しく拝見させて頂いています」の一文とかもよくありますが・・「本当かよ」ってメールも多々あります。初めてなら正直でも良いと思いますし、ちょっくら覗くぐらい罰は当たらないと思いますよ。ポン太を呼んだら、何を書かれるか分からないのに・・(笑)。

また定型文バリバリで、どう見てもメールリングリスト系だぞってメールも無駄です。これは心証を害するだけでなく、他のメール先にも迷惑が掛かることがあります。返事を出したら、全員に返信メールが行ってしまった・・なんて話もあります。チケット送付先とかなら迷惑で済まないかも。何よりも無気力さが目立ちます。劇団員全員で手分けしてでも、心のこもったメールを出しましょう。

最後に、毎日のようにメールを送ってくるのも問題です。音楽座はチケットを購入したら、1日おきぐらいに近況メールが来ます。止めようと思えば止められるみたいですが、お客さんが喜ぶような内容じゃないんですよね。せっかくHPも立ち上げたのに・・。あ、そうそう。相互リンクの話を持ち出しながら、勝手にリンクをしてくれなかったのは、此処だけです。

必要なことは日頃のネットワークでしょう。対面でチケットを売るにしても、初対面では売れません。チケットを売りたいって下心があっても、まずは興味本位でやってきた風で、お友達になるのが先決では? 仲良くなれば来てくれますし、気に入ってくれれば次回以降も来てくれるかも。