口パク・影コーラス

チケプレを出してもらっている某劇団。チケプレの方に頂戴している感想メールで、「口パクが目立った」という意見を何度も頂きます。あるいは「誰も唱っていないのに歌が聞こえるのは、録音か?」などとも言われます。私も最初はそう思っていたのですが・・・。

口パク

つまり、口はパクパク開いているのに唱っていない、ということです。非常に歌が苦手な人の場合、調子を外して唱うよりも唱わない方が良いことがあります。上がり性で声が出ない人もありますね。唱いすぎで声が掠れたり・・・ってのも、笑えないけどあります。また、ダンスナンバーなどで息が切れるほどのダンスをしながら唱うのは不可能に近いです。

有名歌手のコンサートでは、歌手が口パクで録音をそのまま流す・・・なんて人もありました。派手に動き回るために息が切れるというのもあるでしょうし、たくさんの曲の歌詞を歌いきれないというのもあるようです。しかし自分の歌であるので、口パクも巧く録音に合わせられるようですが・・・。

大劇場であれば口パクも目立ちませんが、小劇場では口パクもバレてしまいます。コーラスで1人だけ唱っていないのは、そのまま分かります。小さくても声は出して、マイクだけ入れないとか・・・工夫があると良いですね。もちろん歌えるに越したことはありません。

影コーラス

どの劇団でも使われているようですが、どこでも「影コーラス」と呼んでいるかは分かりません。要するにバックで出演中でないキャスト達がコーラスを唱うわけです。舞台でのキャストが歌えない状態にある場合や、パワーが不足してしまう場合は、影コーラスがフォローすると綺麗に聞こえます。

演奏がナマであるときは、コーラスだけ録音演奏ということもできませんので、影コーラスがあるとマッチングが取れます。しかしその分だけ、ステージのキャストが唱わなくて良い話には成りません。やはりキャストはしっかり唱わないと違和感が増します。少なくとも口パクを合わせるぐらいは必要でしょう。

影コーラスが入るから唱わないとか、適当に口をパクパクしているだけのキャストがいると、冒頭のような感想が増えるわけですね。コーラスは調和が大事ですが、声ばかりでなく、唱う姿勢も合わせて欲しいと思います。

猛烈なダンスの中で、それなりに歌える劇団もあります。ダンスと歌と両立することは大変な努力を要しますが、やって出来ないことでは無いのでしょうね。歌が下手でも、歌唱指導がしっかりされて、発声訓練を重ねれば、それなりに技術も向上するようです。
口パクや影コーラスに頼らなくて済むのがベストでしょう。