横文字ナンバーは、聞き苦しい

日本語の歌なのに・・・歌詞の中に英語や仏語が使われる変な流行がありますね。中学校レベルの単語が使われるのは良いとしても、意味不明なフレーズが割り込むのは最悪です。。。1曲2曲は許せても、ほとんど全部ってのは困ります!

アマチュアバンド的なノリ

横文字を使いたがるのは、アマチュアのロックバンドに多いですね。何となく知的な気がするのか、意味が分かって使ってるのかな〜、というのがあります。せめて英語や仏語らしく発音できていれば良いのですが、カタカナ調で唱っているのが多いのも共通項です。

めったに出会いませんが、小劇場系ミュージカルでもお目に掛かります。概ね曲筋はしっかりしているのですが、歌詞が分から〜んという傾向を感じます。だいたい横文字が必要だと思えないものが多いですね。アマバンでまずまず売れた(つもりの)人達がミュージカル・ナンバーを作るとこう成るようです。

横文字はアクセントに

せめてアクセント程度でなら、許せます。コテコテの横文字ナンバーが1曲2曲混じるのなら、笑って済ませます。しかし、ほぼ全曲・・・となれば、納得できません。シナリオがまずまず、芝居がまずまずであれば、尚更でしょう。改めて言うまでもありませんが、ミュージカルはナンバーも重要な要素です。

本当にアクセントを加えたいのなら、まるまる英語のナンバーを入れるべきでしょうね。そして英語をそれっぽく発音できるシンガーにソロかヂュエットで唱わせるべきです。間違っても・・・コーラスはダメですよ。下手が目立ちますから。内輪受けを狙う作品なら構いませんよ、別に。

でも広くお客様を呼び込もうと思ったら、何よりもまず、押しつけはダメです。伝えたい主張を伝えることは必要ですけれど、何でも押しつけにしてしまうと、肝心の主張が受け入れられませんから。本来のナンバーやダンスは、お客様を楽しませてリラックスさせて、作品への感情移入を促すものだとも思います。

どこの劇団だと書いてしまうと、また抗議メールが来るのでしょうか。でも、書きましょう! カンパニー・フリー・スタイル様、若手で集まって面白い作品を作っているのには共感しました。でも、横文字は程々にね。

  • 関係者から抗議がありましたので、補足しておきます。カタカナor横文字と呼んでいるのは、あくまで英語に聞こえないモノという意味です。同様にフランス語を無理矢理使って、フランス語に聞こえないようなものも含まれます。