偏見だと言われるかも知れませんが、やはり5歳未満のお子さまは、入場して頂きたくありません。物わかりの良い、大人しいお子さまもありますが、多くの場合は迷惑に感じます。
お子さまは、気まぐれです。
これはお子さまの特権でしょう。1ステージは短くても1時間です。その間、騒がずに大人しく観ていられるお子さまは少ないでしょう。作品が理解できるか、面白ければ大丈夫ですが・・・多くの場合は飽きてしまうのがオチで、グズッたり、暴れたり、していますね。通路席や後方席なら気になりませんが、センターの前方なんて席で、立ち上がったりすると困ります。
また口が寂しくなって、禁止された飲食を所望されます。ポテチや煎餅(持ち込むなよ)をボリボリ。ジュースを飲み散らかし、空き缶が床を転がったり・・・中身をぶちまけたり・・・それを親が怒鳴りつけたり・・・。お子さまに、責任はありません。
お子さまは、泣き虫です。
お子さまは、暗いところが嫌いです。演出の都合上、客席が暗いことが多いです。しかもTVなどと違って、ステージの人物が超遠方です。面白さよりも、怖さが先立つのではないでしょうか。その場合、間違いなく泣き出します。3歳児までは確実でしょうね。
それとステージの展開が理解できないことが多いので、大きな音声や、不気味なナンバー曲で、泣き出すことも見掛けますね。しかも、お子さまは誰かが泣くと、増幅されて泣き出します。ツレ泣き・・・と呼んでいますが。泣き出したら、速攻で場外へ連れ出して下さい、お母さま。
情操教育にならない
よく勘違いされるお母さま(お父さまもね)があります。ミュージカルは情操教育に役立たない、と思います。たしかにビデオ版「オズの魔法使い」とか、ディズニーランド版「美女と野獣」とか、子供さんの喜びそうな作品はあります。でも、劇場版に限って言えば、役立たないでしょう。
これは演出の都合だと思いますが、いくらファミリーミュージカルを唱っていても、まずお子さまに理解できる内容でありません。ウチのレポートに書いていますように、中途半端に子供向けで、なのに会話やストーリーは大人向け、という作品が目立ちます(興行的に子供向けでは苦しいのでしょうか)。なので、お子さまには興味の持てるシーンが少なく、そのシーンが来ても飽きていたりします。
またお子さんの教育を口実に使うお母さまも見掛けます。自分が観たいけど・・・子供は預けられないし・・・というので連れてこられるのも見掛けますね。泣き出しても、暴れ出しても、そのまま見続けて居られる無神経なお母さまを見掛けると、腹が立ちます。託児施設のある大手へ出掛けて下さいね。
一応は、子供ミュージカルと唱っている作品であれば、OKです。アンデルセンとか、ピーターパンとか・・・お姉さんやお兄さんが登場して、明るい客席に向かって観せる作品ですね。これをミュージカルと呼ぶかどうかは議論のあるところですが、怪獣ショーと同じノリでございますね。
ですから、せめて5歳未満のお子さまは、一般作品にお連れ下さいませんよう、お願い申しあげます。
- ファミリーミュージカル「アニー」では、「3才以下の方は入場できません。お子様がお騒ぎになった場合等ご退席いただくことがございます」とチケットに明記しています。
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