先日「big」を観に行ってきました。昨年の初演を見逃したので、結構期待して出掛けましたが・・・。
売れそうもない大量グッズ
会場は東京国際フォーラム。比較的新しい会場です。バブル時に計画され都庁跡地に出現した国際会議場は、豪華な作りの上、空間が沢山余っている贅沢な作りです。その中のホールCで上演されたのです。
フロアを上がってくると、たくさんのワゴンが並び、大量のグッズが売られていました。帽子に、Tシャツ、クッキー、レターセット、ポスター、テレカなど脈絡なく売られています。ごく普通のミュージカルなのに、売れるのかな。
テレカは50度数が2枚で2,500円、Tシャツや帽子はありふれたものにロゴが入っただけで3,000〜3,500円。ペラペラのシールが1枚500円。暴利ですよね・・・。唐沢さんのファンは少し買われていたようですが、ロゴ入りだけではね。
よく分からないタイアップ
とある牧場がスポンサーが付いているようでした。初めて聞く牧場ですが、近頃話題になっている和牛商法の一種のようで、多数のオーナーと契約して和牛を育てている牧場だそうです。ミュージカルのスポンサーとしては、ちょっと違和感を感じます。
スポンサー付きの割には、チケット代は高いですね。なにしろテレビ局が主催する公演とあまり変わらないので・・・。ふ〜む、変なの。なんとなく胡散臭さも感じてしまいます。
プログラムが2,500円?
それはともかく、プログラムが2,500円もしていました。はっきり言って高いです。76Pのカラーページのうち、フルカラー広告が11Pもあります。残る65ページのうち、扉絵や挨拶を除くと60ページです。標準で1,500円、場合によって2,000円まで許される程度の中身でした。高い高い。
実際のところ、プログラムは売れていませんでした。客席で持ってる人は一握りでした。幕間でパンフレットとテレカを販売に来ていましたが、買う人はほとんど居ませんでした。やっぱり高いですね。しかもテレカはプレミア代1,500円ですから。高い高い。
そして公演ビデオ。いくらTV局の高価な機材で撮るにしても、送料込み11,000円は高すぎますね。そんなに印象に残る作品でもないし、あまり本数が出ない感じがしました。やっぱり高い高い。
唐沢さんの演技とダンスは良かった。真矢さんも美人でしょう。宝田さんもダンディーです。しかしそれにしても・・・高値を出しても客は買うだろうという商法に、鳥肌が立ちます。こういう商法がミュージカルの健全な育成に水を差すんだ、と思います。
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