ホテルや航空券の予約をすることを「ブッキング」と言います。何かの手違いで同じ部屋や座席を別の人に割り当ててしまう失敗を「ダブル・ブッキング」と呼んでいます。起こしてはいけない失敗ですが・・・
あるダブル・ブッキング
先日のマガジン公演「アリババ千一夜」は、一部を指定席にし、残りの大部分を自由席にしていました。指定席のチケットはチケットぴあが発行したもので、コンピュータ発券なのでダブル・ブッキングに成らないはずでしたが・・・。
この公演、当日券でも指定席チケットを発売したのですが、どうやら一列丸々をダブル・ブッキングしていました。ポン太は幸いにも先に座っていましたが、後から同じ座席のチケットを持ったお客様が・・・。スタッフは2度3度とチケットを改めに来ていました。同じ列に座っているお客様は不満顔、座れないお客様も不満顔でした。
結局は開演時間を遅らせて調整したようですが、前から4列目という好ポジションだけに、どこか代替の座席を割り当てたにしても、大変だったのでは?
配席ミスは最大の失敗
この公演は結構人気公演だったのです。自由席もほぼ満席でした。問題が発覚したのが開演直前でもあったので、良い代替席は提供できなかったのではないでしょうか。チケットを改められたお客様の不快は知れていますが、座れなかったお客様の不快はいかほどか・・・。
芝居好きのお客様は結構遠方からでも来られます。チケット代を払い戻して、帰っていただくだけでは解決しないでしょう。自由席のお客様をつまみ出すわけに行きませんしね。何としてでも緊急用の座席をキープする算段を付けておくべきだと思います。
全席自由の公演でもチケットを売りすぎて立ち見になる公演もありました。それで納得されれば良いのですが、客席通路の真ん中で立ち見するのではありませんから、「同じ料金なのに・・・」という不満も出ていました。少し条件の悪い座席を始めからキープしておいて、チケットの捌き方を考えて欲しいと思います。当日券を求めに来られたお客様用に残すという方法もありますね。
スタッフが犯した失敗のツケをお客様に回すのは最悪です。とくに座席の問題は大きいのですから、日頃からミスを起こさない工夫と、起こしてしまった場合の対策とを講じておいて欲しいです。。。ところで、この公演ではどんな対応を取ったのでしょうか? 興味があります。
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