「質」は、「タチ」でなくて「シツ」ですから、そう読んでくださいませね。
お得なのか?公演ビデオ
最近、公演ビデオをセールスする劇団が増えました。劇団によって値段はまちまちですが、1,000〜3,000円ぐらいが普通でしょうか。劇団クラーナさんのように6,000円とかもありますが、画質は綺麗なのかなぁ。南青山少女歌劇団さんのは綺麗なのだそうです。
公演ビデオの販売は、過去公演を見逃した人や、出演者の親戚・知人が買うことを目的にしていますね。原則として、再演しないものをビデオ化しているようです。ですから逆に、毎年ロングランや再演をする、劇団四季とかは公演ビデオを出していません。レンタルに公演ビデオが並ぶと、打撃が大きいですしね。ビデオの価格は実費が建前のようですけど、公演チケットより割高に設定するのが普通みたいです。
汚い画像
しかし、ほとんどの場合は画像が汚いですね。ステージが暗くて光量が足りないこと、どうしても座席後方から撮影すること、などを割り引いても汚いです。まずテープの質が悪いです。市販の格安VHSテープは、商品価値がありません。衛星放送など高画質ものを収録してやっと見れるシロモノなのですから・・・公演ビデオのダビングには向きません。メタルのS−VHSテープを使っていただきたいものです。テープはS−VHS用でも、HIFI用の記録方法があります。ぜひ1本800円程度のS−VHSを使って下さい。
マスターはデジタルビデオで取って下さい。劣化が少ないのでダビングした場合のノイズが減少します。エフェクトも掛けられますし、テロップを入れても美しいです。まだまだデジタルカメラは高価ですが、1劇団に1台、あって勿体ないものではありません。
足りない臨場感
ウチのテレビは21インチ・・・昔と比べると大画面ですが、ミュージカルを観るには小さいですね。現状では画質が悪いので、大きいテレビで見る気はしませんが、将来的には大画面で見たいものです。
とくに座席後方から取るばかりの映像は臨場感がありません。ところどころズームを使って欲しいですし、できればサイドからの映像も欲しいところです。とすれば、カメラは3台ないし4台も必要ですね。。。う〜ん、金が掛かる。
本番でなく、ゲネを撮ろう
昨年のMAWSの公演では、3台のカメラを使いました。一応はプロだったんですが、アナログ機器を使ったために画質は悪く、1幕前半はサイドのカメラマンが下手くそで使えませんでした。音質も悪かったし・・・ですね。ロングの映像ばかりで失敗でしたし、楽演直前の撮影だったのも問題でした。
そこで提案。本番でなく、ゲネで撮りましょう。撮影用にライトも少し強めにして、レフ板なんかも使って、必要なシーンは何度か撮り直して、、、ね。とはいえ、ゲネで完璧な芝居ができるのはプロだけ。楽演のできが一番良くて、ゲネはボロボロなのが、アマチュアの習いです。いやいや、ゲネでビデオ撮影にすれば、随分と練習に力が入るかも知れませんぞ。
演劇は芸術です。一期一会も大切ですが、美しい映像も記念に残して頂きたいものなのです。
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