私は、黄レンジャー

前回の続きです。スライドの接写を手伝ったり、切替信号を入れに出掛けたり、音入れにラジオ局に通ったりと地味役のポン太。一応は役を貰って寸劇に出演した話を。台本には寸劇の内容が書いていないので、記憶を辿ると・・

ゴム跳び

子供時代の遊びとしてゴム跳びを再現することにしました。編み靴を表現したハリボテの中に二人ずつ入り、掛け声とともにロープを何度か飛び越えるというハードなモノだったはず・・・。就職目前の22歳、Kさんと二人で必死になったことだけ覚えています。お客さまに中身が見えなかったのが、せめてもの救い。タイミングを外して転んだらどうするか・・・ずっとドキドキ。本番に弱い私です。

ゲームウォッチ

小学校時代に流行ったゲームウォッチ。冒険者が大だこの触手を交わしつつ宝箱から宝物を運ぶ、「オクトパス」という任○堂ゲームの再現です。タコを形取った巨大な衝立に、穴をくりぬき、そこから長くつなぎ合わせた足が生えています。ポン太の役は、そのタコ足を操る役です。裏方の仕事ですねぇ。段ボールをつなぎ合わせた足を左右にゆっくり振るというのは難しいのですよ、なかなか。冒険者を演じた女性の演技力に救われました。ずいぶん練習をしてましたから・・・彼女は。

ほかにも二つ寸劇をしたんだけど・・・これは自分が出なかったので、省略。

ヒーロー、未来を憂える

スライドの最後にだめ押しの寸劇。未来ネタを入れたいと言ったYクン。環境問題に、戦争問題に、差別問題・・・暗いテーマの最後はヒーローものの寸劇を入れたいなどと言いました。そのYクンは赤レンジャー。そしてポン太は黄レンジャー。ハリボテ面を手先の器用な人に作って貰って、衣裳は黄色の手編みセーターのみ(ライトを浴びると真っ黄色に見えるのです)。

そして登場して、どすこ〜いを一発。何か「カレー食べたい」とかボケをカマして、「おいどンもだ・・・」などと相づちを打つぐらいの役回りだったような(この中身も台本には残っていない)。Yクンは長々と未来を憂えたセリフを語るのだったが・・・ポン太は短いセリフで良かったです。

まあ、最初で最後のステージ。観客が多かったということで満足するかな。しかし60分も付き合わされた新成人の皆さんは、お疲れさまでした。市長訓辞の方がずっとマシだったことでしょう(笑)。演じるよりも批評する方がラクですねぇ。