小劇場へ行こう!

小劇場系」というジャンルがあります。日本の場合、関係者や招待客の比率が高いので、客席200席未満ぐらいが目安でしょうか。

小劇場は、面白い

まず、小劇場は発見が難しい。どこに在るのか見つからない。近所の人でも知らない人が多い。怪しげな階段を伝わって・・・そこに発見できる怪しい空間、小劇場を見つけることに楽しさがあります。

つぎに、小劇場は客席数が少ない(当たり前ですが)。折りたたみ椅子だったり、座布団を布いた板の間だったり、と怪しげな座席があります。観客は密集して座るので、熱気が間近で感じられます。これだけでもウキウキ!

最後に、小劇場はステージと客席の距離が近い。俳優の息づかいが聞こえてきますし、額に光る汗まで見えます。俳優さんは、プレッシャーに負けてセリフを忘れ、ダンスのタイミングが狂う・・・そこに地の演技が見えます。歌もマイク越しでなく、地声でも聞こえてきます。近いからってマイクを使わないところもありますが・・・これはダメ!

小劇場は、何でもあり

小劇場系の良さは「自由さ」にあります。何でも試せてしまいます。ステージから降りて観客と遊ぶ。観客をステージに上げてゲームをする。間近の観客をネタにしてアドリブをする。物を投げたり、配ったり・・・どの観客も「次は自分か?」と緊張もしますし、楽しめます。

何より一体感が感じられますから、大抵のことは許されます。むしろ他人行儀な演技の方が詰まらないですね。観客から俳優が観察できることは、俳優からも観客がよく見えるわけです。欠伸をしていたり、よそ見をしていたり、がすぐに分かります。観客同士の話し声もきちんと聞こえるそうです。大劇場では掴めないストレートなリアクション・・・を大事に掴んで欲しいところです。

小劇場へ行こう!

読者のみなさまにも、是非、小劇場系のミュージカルをご覧になることをお奨めします。俳優さんとの一体感ってのを味わって欲しいと思います。

ただ一点だけ、ご忠告。小劇場で演じているってことは、観客動員数が少ないってことです。つまり商業系と比べてはいけません。しかしパワーはありますし、いろいろ楽しい実験を見せてくれます。外しても座布団や空き缶を投げてはいけません。彼らは生き残りを賭けて必死なのですから、暖かく見守りましょう。その代わり・・・観劇料は安い!�,000円、2,000円は当たり前。ヘボい映画よりは面白いこと間違いなしです。

・・・さあ、ちょっくら、出掛けてみましょ?