ノン・プロフィット物が育たない理由は財政難にあります。スポンサーさえ見つかれば財政的にはかなりラクになるのですが・・・世の中、不景気
降りるスポンサー
個人か法人かを問わず、これまでのスポンサーに降りられるほど厳しいことはありません。専ら不景気を理由にスポンサーを降りたり、買ってくれるチケット枚数が大幅に減ったり、近頃は散々のようです。大手企業の社員さんが口利きして下さって広告などを頂いていたのですが、厳しいコスト削減のため難しいようです。代わりのスポンサーなんて簡単には見つからないものです。
効果のない広告、販促
バブルの時代、「企業メセナ」が流行でした(仏語のメセナは、英語のスポンサーと同義だそうです)。ミュージカルなどでも冠スポンサー(タイトルに企業名の入るスポンサーです)に成りたがる企さんは多かったようです。しかし、たかだか2,000人程度の集客力しかない劇団パンフに協賛してもあまりメリットが無いとも言えます。
ウチはまだ取引先などの広告を頂きましたが、馴染みの居酒屋さんやパンフの印刷屋さんだけ・・・というさみしいパンフもあります。その分だけパンフも割高ですけど。来場者に名入りタオルを配ったスポンサーも見掛けましたが、販促効果はあるのかどうか。
文化祭・学園祭も不調
文化祭や学園祭のパンフでさえ、広告は厳しいそうです。学生さんを相手にするだけに広告効果はあるはずですが、今は買い手市場のためかスポンサーの成り手が少ないそうです。イベント用の販促品(商品現物です)も渋るようになっているとか。文化祭のパンフは無料頒布が建前ですから、モノクロにしたり、ページ数を減らしたり、大変なのだそうです。やはり小劇場公演のミュージカルは、さらに厳しいか・・・?
やっぱり、先行投資
たとえ大手企業さんでも、広告は先行投資ですよ。パンフに入れる広告なんて、高々1回10万円程度です。2,000人に配ってくれることを考えたら、負担しても損はないと思いますがねぇ。また景気が良くなったら・・・なんて悠長なことをいわず、景気づけにパ〜ッと投資して下さい。長い目で見ると絶対に損はしないと思いますけど。スペシャルサンクスにも大きなフォントでロゴを入れちゃいますよ。
しかし、ウチだけってわけには行かないか。だとしたら大金だぞ!
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