ナンバーがなければミュージカルと呼べません(バックミュージックだけで、ミュージカルなんて言わないでね。お願いします)。ここではナンバーについて考えてみたいと思います。
ナンバーとは?
まだまだ素人なので書けませ〜ん!! もっと勉強したら書きます・・・ってダメかな。
ミュージカルの作品中に使われる歌詞付きのミュージックです。場合によってはダンスもセットで付きます。ただし俳優が唱っていることが必須条件で、録音やバックコーラスのみは邪道だと思っています(本当は知りません)。あと劇中劇(例えばミュージカルに登場するオペラのシーン)で使われるものはナンバーに数えないようです(劇団四季は数えています)。詳しい人は、教えてね。
ナンバーは聞かせるもの
ナンバーは聞かせるものです。だからってコーラスで唱えばいい、カラオケ風に流して唱えばいい、というのでは困ります。あくまで芝居の一部として唱うわけですから、脈絡なく歌い出したり、芝居とナンバーが全くブチ切れていたのではダメなわけです。ごく自然に、しかし俳優の感情がお客様に伝わるように唱っていただかないと、お客様は迷ってしまうわけです。
メロディーを聴かせましょう
ナンバーを唱えば聞こえてくるのは当然ですが、中でもメロディーを聴かせたいっていうのがあります。例えばテーマソングに載せて唱うナンバーは、メロディーをどれだけ活かして、膨らませて聴かせるかが重要になるのです。
テンポを聴かせましょう
ダンスが合わさるナンバーでは、テンポが命です。ダンスの動きとナンバーのテンポがミスマッチしていると、ものすごく気色が悪いです。とくに半テンポずれるようなのは困ります。試しにナンバーのテンポに合わせて拍子を取ってみましょう。ダンスのステップがテンポに外れているとよく分かります。また複数のキャストが出てきてダンスが揃わないと同じことになります。ダンスとナンバーがマッチしていて、かつテンポを聴かせてくれますと気持ちが良いものです。
歌詞を聴かせましょう
俳優の感情を伝えるようなナンバーでは、歌詞が命です。どれだけ感情が込められて、上手に唱われるかが命です。普通はメロディーは静かに流れるものを、テンポはスローなものが使われるようです。あくまで歌詞を引き立てる、逆に言うと邪魔をしない感じであれば良いわけですね。すばらしいものは、お客様を引き込んでジ〜〜ンとさせてくれます。
あくまで、欲張らずに・・・
メロディーとテンポと歌詞について書きました。場合によっては演奏を聴かせたいってこともあるかもしれませんね。バラードとか・・・。しかし一つのナンバーでは、普通は一つだけ、あるいは二つまでを聴かせて欲しいです。あんまり盛り沢山だと、何を訴えたいのか分からなくなりますから。そして単調にならないように、それぞれのナンバーでは聴かせるものを取り替えて、飽きさせないようにして欲しいと思います。ブロードウェイでヒットした作品は、バランス良く配分されているでしょう?
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