肩こりにはカーテンコール

何という失礼なタイトル・・・ゴメンナサイ! でも私の一番の楽しみは、カーテンコールなのです。本当に肩こりが取れるンたもん。

カーテンコールとは・・・

これを知らないお客様はお見えでないと思いますが。カーテンコールとは、要するに演劇が終了してカーテンが降りた際に、観客が拍手喝采をしてキャストを幕の前に呼び出すことを言います。最近では幕を上げて、ステージで何かもう一つ見せてくれますが、あくまで幕の前に呼び出して拍手&花束贈呈などを行うセレモニーです。

つまらない舞台に対してはコールが掛からないこともありますが、日本の場合はキャストの知人が多いので形ばかりのコールが掛かることもあります。ナンバーリストに堂々と「カーテンコール」が入っていたりもしますが・・・。

どんなものが観られるの?

劇団によって色々です。単にキャスト総揃えで挨拶だけだったり、メインのナンバーをフルコーラスしたり、全く別のダンスを披露したり、いろいろお楽しみです。カーテンコールも1回きりの場合もあれば、3回でも4回でもする場合があります。私の観たキャッツは4回ぐらいだったかな。

観客はカーテンコールを要求して会場が割れるような拍手をしますが、カーテンコールが始まると2拍子とかの手拍子で見せ物に合わせます。そのお客様のノリの良し悪しでもカーテンコールの盛り上がり方は違います。

カーテンコールの役割は

カーテンコールではキャストと観客が一体化します。キャストは自分の技を披露し、どんな難しい役をこなした俳優でもにこやかに登場します。上手だった俳優には会場全体から燃え上がるような拍手、下手だけど頑張った俳優には励ましの拍手、ヒーローやヒロインへのファン・コールや花束。どんなツマラナイ(ごめんなさい)作品でも最後が綺麗に纏まると、何となく良いモノを観た気にさせてくれます。逆に尻切れトンボでは、せっかくの名作が・・・ということも感じます。

結局どれだけ気持ちよく、お客様を劇場外へ送り出せるのか、それがカーテンコールの役割だと思っています。次回もチケットを買おうとお客様に思わせるにはカーテンコールも工夫して下さいね。

どうして肩こりが・・・

素晴らしい作品を楽しんだら、身も心もすっきりします。程良い運動(手拍子を続けるのって大変ですよね)と、程良い達成感、そして適度な高揚感、ですね。おかげさまで楽しいミュージカルを観た日と、その翌日ぐらいは気分良くお仕事ができます。う〜ん、麻薬かも知れない。カーテンコール・ジャンキー

・・・だから「肩こりにはカーテンコール」です。