中等英語で恐縮ですが、「文明」ゲームであります。昔々、シムシティなるゲームが隆盛の時代に、日本では発売されていないけれど、面白いゲームがあると聞かされていた作品です。近頃では、本家と元祖の２種類があるようで、どちらも日本で発売されています。ルールが少し違うのと、コンセプトも違うようです。今回は、元祖Ｖ３（SID MEIER版）を買ってみました。

　つまりは、陣取りゲームなのです。マップ上に自国都市を建設し、その都市に道路・空港や聖堂など都市改善を設置し、人口を増やし、収入を増やし、文化レベルを上げていきます。もちろん兵士や兵器も出現し、他国都市を破壊または占領して、勢力を拡大します。
　面白いのは、諸国がエジプト・アステカ・フランス・日本など諸文明であること、文字・青銅器から核技術・宇宙開発まで、多種多様な発見を繰り返して、自国の文明レベルを上げていくことです。早く高い文明圏に達すれば、建設できる都市改善が増え、人口も収入も増し、生産できる兵器もグレードアップします。外交交渉を駆使すれば、他国と協力した効率的な発展も可能です。

　マップは綺麗で、ミュージックも良く、比較的シンプルな操作性だけに・・・嵌ります。ただ、ゲーム後半になれば単純作業が増えて飽きますが。とにかく、数千年に渡る文明発展を堪能することができます。七不思議というアイテムがあり、ピラミッドを建設すると穀物庫になるとか、アレキサンドリア図書館を創ると他国文明の知識を横取りできるとか、変な設定も多いのですが、結構笑えもします。
　惜しむらくは、ランダムに依存する要素が大きく、ゲームバランスが悪いこと。これに加えて、コンピュータが悪あがきやイカサマを駆使すること。近頃のシミュレーションゲームに比べると、厳しいところも散見されます。たぶん設計者の基本思想がそうなのでしょうが。。。

　何はともあれ、長い長い残業三昧も、間もなく終わりそうです。10月になれば、無事にシャバの生活に戻れると思います。別段、ゲームに嵌っているために更新が遅れているのではなく、ラストスパートに追われて厳しい状況であること、ご理解下さいませ。