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雑記帳No.136
タニマチ=ボーダーライン

タニマチ(谷町)→相撲界で力士のひいき筋のこと。
        →ひいき筋に散財させること。  ¢蜴ォ林

 大阪市営地下鉄の谷町線と縁があるのかどうか分かりませんが、自分のひいき筋のために散財すること、または散財させる人を指します。タニマチと総称されるなかには、旦那型・パトロン型・ブローカー型・貢ぐクン型と多種多様ですが、共通点はひいき筋を大事にすることで自己満足を得ることを目的としています。
 上記分類は、いつもの勝手分類ですが、注釈してみます。旦那型とは、本来の意味に近く、お金持ちの旦那が遊びの一つとして手がけるタイプです。ひいき筋を連れ回して遊ぶことで満足を得ます。パトロン型とは、愛人関係などを持って、その愛情の発露として手がけるタイプです。得てしてパトロンは資産家でありますが、ちょっと筋悪の人も混じります。ブローカー型とは、ひいき筋を大事にしますが、その関係を商売に使うタイプです。闇に近い存在であることも多いですが、ひいき筋を引き立てることには一番熱心でしょう。貢ぐクン型は、説明するまでも無いでしょうが。近頃、ストーカーと言われかねない人もあります。

 個人的な好みとして、旦那型のタニマチであることを指向してきました。何人も弟子や子分を育てたにせよ、つぎ込んだ費用に代償を求めてきたつもりはありません。結果的に彼らが成長して、何かを成してくれている今は、十分な満足が得られております。何人かは、消息不明ですが。。。
 専ら最近は、俳優の卵につぎ込んでいます。良いことではありませんが、この財政難の折、随分と使っていますね、お金。今年の収支は昨年同様に赤字でありますが、何人かを見限ったので、来年は経済的にラクになるのかなぁ、と思っています。苦労するのは、タニマチとしてどこまで許されるか、です。厚かましい人になると、アレもコレもと要求してきますので、芸に見合った水準に止めなくてはいけません。あまり何も要求してこない人でも、それなりの援助はしないと潰れてしまいます。押しつけでもダメだし、際限なくもダメですね。
 タニマチというのは、金銭面での面倒を見るのが中心ですが、精神面で支える意味も強いと聞きます。芸を磨き上達して、名を上げてもらうことが目的ですから、精神面でのバックアップが重要です。タニマチが大勢付くのは良いことですから、あまり我を張ってタニマチを減らしても行けません。といって特定のタニマチに振り回されても困ります。タニマチが減るようならフォローも必要ですし、本人にアドバイスすることも欠かせないようです。ファンクラブの後援会長という存在が、タニマチの親玉でありましょう。

 ポン太は、しがないサラリーマン。タニマチを気取ってみたところで、できる範囲は知れています。そろそろタニマチとしてできる範囲を、はっきり定めておく必要を感じます。
00.11.19
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