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雑記帳No.095
シスター・コンプレックス

 懺悔を受けて貰う相手は、神父さんより、シスターの方が苦手です。いや、そうではなく・・・姉妹に対する劣等感がテーマです。ここで学術的な話をするつもりは毛頭ありません。サーチエンジンでお寄りに成った方は、ごめんなさい。

 私の場合、「バブロフの犬」と申した方が適当でしょう。多感な少年時代(あったのか?)には、2つ年上の姉と、6つ年下の妹に挟まれて育ちました。男兄弟のない、女系家族です。
 姉の場合、実年齢差はたった2つですが、精神的な年齢差は5つ以上あったでしょう。我が家の「いばりんぼ」、そして絶対者でもありました。これが口うるさいです。若い頃は我が儘が先行しましたが、長じてからは世話を焼いてくれました。早くから社会人を始めたと言うことが理由にあります。実に細かく面倒なほど・・・。そのため、年上の女性と接するとどうしても、素直に指図を聞いてしまいます。5つぐらい上の人までね。
 妹の場合、保育園の送り迎えから私の担当だったので。早い話が、専属の御養育係(家ではジイと呼ばれていましたし!(笑))。あまり我が儘は言わない妹でしたが、何から何まで世話を焼きました。姉から焼かれる世話の裏返しかも知れませんね。姉から見ると8つも年下の同性ですから、あまり世話は焼いていませんでした。妹も懐かなかったですし・・・。およそ6つ以上も年下の女性に対しては、妹に接するように接してしまいます。いい加減小さいと、男の子でも面倒をみますけど。

 そういう意味では、同年代も対人距離が難しいです。要するに1つ上から5つ下ぐらいまでの女性の相手は、苦手なのです。おそらく見合いの失敗も、この辺りから来ているのでしょう。少年団でも、たくさんの少年少女の世話をしましたが、皆5つ以上の年下です。3つ年下ぐらいの女の子は、事実上精神的にタメですから、扱いは苦手でした・・。

 結論を言えばですね。年上でも、年下でも、同年代でも、みんな扱いが苦手だと言うことです。年上の場合、概ね甘えれば良いのでしょうが・・・一応「裏付けのないプライド」は持ち合わせていますから。年下の場合、お節介を焼きすぎて、煩わしいと言われてしまいます(現実に言われましたけど・・・(苦笑))。早いところ苦手意識を無くさないとね。コンプレックスを返上して、普通のオヂサンを目指さなくては!
 世間ではシスコンと呼ぶようですが、どうやら私の場合違うケースかも知れませんねぇ。独身主義を貫きつつ、男社会だけで生活する分には全く問題がないのでしょうが、将来的に考えて、そんな生き方で良いモノかどうか・・・新年早々アタマが痛いです。新年早々こんなネタを読まされる読者の方にも申し訳ないです(昨年の年末年始もそうだったような・・・)。

00.01.02
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