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雑記帳No.075
帯に長し、タスキに短し

 パソコンを新調しました。「やれやれ作業効率が高くなるぞ〜」と思っていましたら・・・旧型パソコンに足を掬われました。旧型パソコンに外付けしていたHDが突然に認識不能に成りました。おかげで、この3日ほど大格闘です。依然として問題は解消していませんし、多数のファイルの修復が絶望的であることがわかりました。う〜む、頭が痛いです。

 ことの原因は、こまめなバックアップを取っていなかったことです。昨年3月ごろまでは、最低でも1ヶ月1回のデータ取得をしていました。しかし、4月以降は面倒だったので外付けHDへ、データ退避する方法でバックアップしていました。そのバックアップからデータを取ろうとしたところ、シークエラー(HDの読み込みエラー)が発生し・・・認識部分に致命的損傷を加えたようです。
 まずメーカーに問い合わせたところ、メーカーでデータの修復は対応していないとのこと。仮にSCSIインターフェイスのエラーでも、HDはフォーマットすると・・慈悲のない勧告。その代用として、大塚商会・九十九電機さんのデータリカバリーサービスを紹介されました。but、このサービスは最低17万円以上(200メガバイト以内の回復)でして、庶民のポン太には払えません。しかもどこまで再生できるかは運次第とのことでした。
 泣く泣く・・・ノートンユーティリティに頼ってみましたが・・・。

 ノートンユーティリティは、とても賢いソフトです。ディスク関係は当然のこと、最近ではレジストリを含むソフト環境の不具合まで修正してくれます。ウィルス問題への対応も万全であります。ところが、このノートン君の実力をもってしても、死んだHDが認識できません。一体どうしろと・・・「ん?緊急用ブートディスク?」
 最新版には添付している一種の救済ディスクです。インストール後に作成される救済ディスクと違って、問題発生後に初めてノートンを使うユーザ用です。これをドライブに入れて起動したら、HDを認識しました! ただし、修復の呪文が見当たりません。このソフトがしてくれるのはウィルスチェックだけです。お得意の修復はしてくれないのです。え〜ん。
 とりあえずドライブを覗いてみると、いくつか読めないディレクトリーがある。読めそうなファイルだけ拾い集めて退避行動・・・掲示板ログの一部・貴重なエクセルデータなどが救済されました。しかし私信関係のデータは全滅してました。一部の画像ファイルもです。

 次に懐かしのDOSを持ち出して同様の実験。しかし、DOSの起動ディスクではHDは認識しません。ノートン君で作った救済ディスクでも同様に認識しません。緊急用ブートディスクだけが認識できるのです。手品の種がわからない・・・。
 仕方なく、緊急用ブートディスクのコピー(追記不能なため)を作り、そこへDOSのSCANDISKやCHKDSKを導入・・・やはりHDは認識するのですが、こんどはSCANDISKたちのDOSバージョンチェックに掛かって動きません。手持ちのDOSは5.0と6.0・・・たしか3.1や3.3にはSCANDISKとか無かったなぁ・・・などと途方に暮れました。
 まさしく「帯に長し、タスキに短し(何か矛盾を感じるけど、どうやっても上手くいかないという、ポン太語)」であります。何度も再起動した結果、HDでは読めたはずのデータまで読めなくなりました。これは、いよいよ全滅の危機であります。う〜む、これならデータリカバリーへ出すべきだったかなぁ。

 明日は最後の挑戦! 何とかDOSの4.0を入手するか、3.3以前用のSCANDISKを入手して・・・決戦に挑むことに致しましょう。これに敗れたら、あとは玉砕あるのみなんでしょうねぇ。嗚呼、早く更新できるように成りたい!(言い訳)

99.10.04
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