何はともあれ、ウチのお客さまはすごいなぁ、と感じることがあります。それは皆さんが、ベスト・パートナーを既に手に入れておられることや、子供さん達を育てておられることです。小生、未だに独身でありまして、しかも近頃ではパートナーを捜す意志も失いつつあります。近頃、給料さえあれば不自由しないのですよね。。。困ったものです。

　食事に関して言えば、それこそ気心の知れた店が何軒かあれば不自由しませんし、もともと舌が肥えていないので、美味しいものは好きですが、他人が不味いというものでも美味しく食べられます。好き嫌いがもともと無いこともあり、目下の悩みは運動不足の食べ過ぎであります。
　衣類に関して言えば、日常は背広なのでクリーニング屋を重宝すれば済み、下着類もコインランドリーで一括お洗濯であります。彼女が居ないので、お洒落に気を使いません（使わないから、居ないという噂もあります）し、当然衣服に金が掛かりません。
　住居に関して言えば、入浴は徒歩３分の銭湯でありまして、その分破格の家賃で広々と暮らしております。最近は資料の散逸を怖れて掃除機を使わない掃除をしていますが、現在のところカビや虫と同棲するには至っておりません。
　趣味に関して言えば、このホームページ更新とミュージカル観劇でありまして、パートナーを必要としない趣味であります（く、暗い・・・）。読書なら三日三晩でも一人で過ごせるタイプですので、あまり苦労はしませんね。他人からはおしゃべりだと言われることもありますが、本当はお節介と人懐こさを除いたら、無口な人間であります。

　おっと、タイトルから外れてしまいます。個人ネタは「ポン太の研究」でするべきですが、考えることがあったのでココに書きます。少し暴露しますと、昨年二人の女性とお見合いをしました。仲立ちしてくれた方が、どう私を見たものか、お二人ともスーパーウーマンでした。ともに外資系企業在籍、英語はバリバリ、趣味は海外旅行とスキー・・・「合うわけねーだろ」と思っていたら、いずれも先方からお断りを頂きました。だからといって、女性とお話しできないわけでもなく、プライベートでお会いするような方々とは、変わらぬお付き合いを頂いております。そこが人間不信に成らないところなんですが・・・？？？
　さらに暴露すれば、この春まで遠距離恋愛なるものをした（ような）相手がおりまして、足かけ７年の関係がプッツリ切れたりもしました。彼女は遠からず結婚するそうであります。自分ではよく分かっているつもりが、サッパリ判っていなかったことに愕然としました。とはいえ、本当に付き合ったと言えるのは正味２年ほどで、その後の半年は冷戦期間、それ以前の４年ほどは良きお友達だったので、他人さまから見れば、大したことはないかも知れません。今では、遠い昔。いくら思い返しても、冷戦の原因が思い出せません（というところに人格の欠陥があるのでしょうね）。
　男子校ばかり９年間在学したことと、大人の職場でアルバイトをしたことと、上下を姉妹に挟まれて育ち女の実態を知ったことが、今日の変なコンプレックスに繋がっているのかな、とも思います。後日に好きだったと言って下さった女性も三人ほどいらっしゃいました（自慢）が、共通のコメントは、強引さや野性味が不足で、淡白であるところが魅力不足だったとか、、、そうかも知れませんが、自分の認識とはギャップが大きいですね。自分を判っていないのか、他人が分かってくれないのか、よく分かりません。

　これから本題だったりします。自分の人生のパートナーも見つけられない人間が、自分の仕事のパートナーを見つけられるのか？　がここ３週間の命題であります（もちろん結論が出ないので継続審議です）。かつて意識を共有してきたはずの親友たちは、近頃何を考えているのかサッパリ判りません（当たり前ですがね）。結局昔は、分かっている気になって話を合わせてきただけなんだろうな、というのが感想です。付き合った女性も同様です。基本的な価値観さえも共有できないことにガックリきます。
　こうしてホームページを開設し、同じ様な考え方のお客さまを呼び込んだりしてきましたが、やはりお客さまの気持ちがサッパリ分からないのです（こんなページまで読んでくださる貴方は、ポン太と85％程度の思考和合率なのですが、それでもポン太を判っていただけないでしょう）。結構、分かっているつもりだっただけに、判っていなかったことを知らされるとがっかりします。
　まあ、そろそろ人間不信を開業してみようか、と真剣に考え始める今日この頃であります。あ、今回のネタを雑記帳に書いた理由ですが、要するに話をまとめないで、だらだら書こうと思っただけなんです。お付き合いくださったお客さま、申し訳ありません。

　格別ご意見を頂かなくても結構です。。。こう見えても楽天家で、切り替えは早いのです。あ〜そういえば「近しい他人」について書くの忘れた・・・まあ、いいか（タイトルもそのまま）。

　ではでは、良いお年を！