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ポン太の考えた任意角の三等分
6.近似法であることの証明
  (真の三等分法でないことの証明)

点D,Eを通る円弧を描き直線OAとの交点をA’、直線OBとの交点をB’と定める。線分ODおよび線分OEが真の三等分線であると仮定するとき、線分A’D=B’E=DEが成立しなければならない。

ところで、線分DEは正六角形の一片であるから、AD=BE=DEが成立する。仮定からAD=A’D,BE=B’Eとなるが、A≠A’かつAD=A’Dを満たす点A’は存在できない。同様にB≠B’かつBE=B’Eを満たす点B’は存在できない。

したがって仮定は誤りであり、線分OD、線分OEは真の三等分線ではない。


おしまい

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