4月に出掛けたミュージカル座公演。この劇団にしては珍しく、開演時間を10分過ぎても始まりませんでした。すでに客席は通路まで満席・・・突然カーテン前にスタッフ一同が勢揃いしました!
売りすぎたチケット
並んだスタッフは十数名。先ほどまで通路ほかに補助椅子を設置したり、空席チェックに走り回っていた面々でした。以前に一度だけスイセイが同じ様なことをしましたが、このときはキャスト急病による公演中止の宣言でした。。。
しかしミュージカル座は、チケットの売りすぎ。「このようなことは今後無いようにします」と全員で頭を下げ、これから演技をする劇団員に罪はないので・・・というような挨拶をして一同は下がりました。
見回せば、最前列の前に2列の補助椅子が並び、客席通路は各段に一脚か二脚の椅子が並べられていました。ざっと40〜50名は定員オーバーという感じです。結局のところ多すぎる客を捌ききれず、その整理に10分以上も費やしたようでした。
失敗は、増えすぎた指定席
ミュージカル座は、このところ全席自由できたようですが、友の会を復活させてから、会員向けに指定席を売るように成りました。この指定席が座席指定ではなく、指定席枠を確保するというもので、今回はセンター前方ブロックの80%近く、後方ブロックの40%程度を指定席にキープしていました。
一般客や知人客は自由席を買っているので、これは非常に印象の悪い席の確保です。客は全席自由だと思って観に来ているのに、センター席のほとんどが指定扱いでは納得できません。指定席が埋まるよりも早くに自由席は埋まり、順次増やされた椅子にも誘導する始末です。指定席を自由席に今更変更もできず・・・四苦八苦していたようです。
そもそも自由席券も売りすぎていたようです。一応は日時指定のチケットですが、前日まで出演者が売り歩いていましたし、受付預かりもありましたので、目算が狂ったとしか思えません。そのほかぴあ券も結構売れていたようです。
自由席は、見直し時期?
ミュージカル座も順調に来客数が増え、とくに週末は混んできています。手狭になってきたのであれば、また大きなホールに越せばよいのですし、枠方式での指定席確保もやめて、全席指定でチケットを売るべきだと思います。今回の配席は、どう贔屓目に見ても不公平なやり方でしたし、センターの大部分に「指定席」の貼り紙を貼って回ったこともマイナスです。
さらに入場制限を掛けなかったことも問題でしょう。売りすぎたにせよ、通路一杯に座席を作るのも色々問題を感じます。また、自由席についても開場前の来場者には整理券を配るという半端なことをしていました。整理券を貰った人は、余裕を持って再来場しても優先的に入場できたので、開場時刻になっても整理券を持った人に追い越される人々はブーイングしてました。。。イメージダウンです。
友の会は会費も高く、何かしら優遇する必要があるのは間違いありません。しかし、際だって優遇すれば、会員でない人(たとえば口コミで初めて来た人とか・・・)に良い印象を持たれません。優遇はしても優先予約とか優先配席とか、当日会場では分からない方法での優遇をすべきでしょう。
今回はスタッフが頭を下げることで解決しましたが、次回以降も同じ失敗をしないようにしないと・・・せっかく付き始めたお客様が逃げ出してしまいますよ。
- さて、早速「センス・オブ・ワンダー」で指定席方式に変更されました。が、ぴあ券初売りのチケットは前方ながらサイド席ばかり・・。こんなことなら、「自由席のままで良いよ」って言っておいた方が良かったかな(笑)。
- ぴあ券にも、センター席を混ぜておいてください。 >ハマナカ様
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