とある知人のA川氏。彼は一応ミュージカルナンバーを作っている・・・らしい。公演を観に行っても、それが彼の作品なのか分からない。だってナンバーリストを呉れないんだもン。
どうして、リストがないのだ?
このA川氏、公演が終わるとナンバーでの出来映えを聞いてくる。これがなかなか難しいのですよね。作品中20本は使われるナンバーのうち、彼が作っているのは毎回4〜5本です。彼の口から聞けば、「ああ、アレね」って分かるし、最近はクセも分かってきたんですけどね。
リストがあると印象の残り方が違います。このナンバーのタイトルは何で、なぜこのシーンで歌われるのか、がよく分かります。この人が作詞で、この人が作曲か、この組合せだとどのナンバーも同じに聞こえるな、以前の公演で使っていたナンバーだな、なんてことが分かります。予備知識もあると聞く姿勢も変わってくるのです。
だ・か・ら、どうしてナンバーリストがないのか・・・A川氏。今度は宜しくね。
リストが無いのは、なぜ?
ナンバーリストを付けて欲しい、というのは我が儘でしょうか? 実のところ劇団四季のプログラムもナンバーリストが付いていないです。CDや楽譜を買うと書いてるのですが、観客はナンバーリストを欲しがらないって、考えているのかなぁ。
対して東宝ミュージカルは、プログラムにナンバーリストが書いてあります。各シーンに登場するキャストの名前まで説明してあります。やや親切過剰ですけど、無いよりは素晴らしいです。一応商業公演として成功している劇団の場合、概ねナンバーリストが公開されています。長々と論評を載せるよりも良い情報だと思うのですけどねぇ。
小劇場系では、ときどき公開されていません。TMMは前々回はクソ丁寧なリストがあったのに、前回は無し。コーラス・シティは前々回も前回も無し。たぶん今回も無いでしょう。オリジナルナンバーなんですから、もっと紹介してくれても良いですのにね。公開しないのはポリシーなのか、何か心配事でもあるのか、ただ面倒くさいのか・・・。
当コーナー充実のためにも、ナンバーリストの提供をお願いします。リストを頂ければ印象が強く残るのは本当です。私だけではないでしょう。A川氏にも、劇団四季にも、TMMにも、コーラス・シティにも期待しましょう。
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