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雑記帳No.160
魔法使い の 弟子

 随分と久しぶりに、奇術ショーを観る機会がありました。ミュージカルを観に行ったはずでしたが、実体は奇術ショーだったのですよ。瞳ナナさんの嘘つき! なんてね。ポンポンの「頭の体操」が面白かったです。
 スペシャルゲストのトランプ技が秀逸でした。どこに手を入れるでもなく、トランプが湧き出るように出てくるのです。ポンポンと投げ飛ばすのも見事ですが、5分以上200枚は出したでしょうか。。。未だにトリックが分かりません。空中浮遊もありました。輪っかを使ってイカサマでないことを証明してくれるのですが、直前まで別の出し物もしていたので、背後に細工があるとも見えず・・。

 子供の頃は、ゼンジー北京さんの手品が好きでした(まだ一線で、ご活躍なのですね)。子供にも分かるインチキ手品を披露するのですけれど、チョコッと何気なく、難しい奇術を見せてくれるのです。アレアレッて感じで、この人はインチキ手品師じゃないぞって。感動したものです。
 随分と奇術の本も買い込んだ時代があります。空中浮遊の種はこう、人体切断の種はこう、なんて解説してありますが・・解説の方が超難解でインチキ臭いです。変ですよねぇ。大奇術を颯爽と決めているバックで、セコセコと小細工が行われているように見えないのですよね。「あの奇術は、本物の魔法なのだ!!!」と考えたりするのです。
 エスパーの存在を隠すために、多くの似非エスパーが活躍するように、本当の魔術を隠すために、多くの奇術師が存在するのでは無いでしょうか。「木を隠すなら森」という言葉もあります。下手な手品、インチキな奇術を披露する芸人の裏で、本物の魔法を使えるウィッチやウィザードが活躍しているのでは、無かろうかと。今時の時代に魔法が使えると、どっかの組織に利用されるか、皆に迫害されるかしますよね。魔法で生計を立てるには、奇術ショーが最適という理由です。

 それは冗談としましても、奇術には夢と希望があります。自分もいつか魔法が使えたらと真剣に修行を志したりしました。魔術には、白魔術黒魔術精霊魔術があるそうですね。精霊魔術は、精霊と契約を結ぶと使えるそうです。でも、精霊に出会うには精霊力が必要なので・・パラドックスですね。黒魔術は、悪魔に魂を売り渡せば良いのですが、あまり気分の良いモノでないです。白魔術なら、心清らかに修行に励めば良いような気がしたのです。教会にも通ってみましたし(笑)。
 残念ながら、未だに魔法は身につけていません(心が清らかでないからかな)。本物の魔法使いにも出会っていないので、弟子入りの機会もありません。う〜ん、奇術師に弟子入りしたら・・1つ2つは本物の魔法を教えて貰えるのでしょうか? 可能ならば、他人に夢と希望を配れる魔法を手に入れたいです。最強の呪文なら、もうあるデス。

01.04.28
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