サラリーマンであれば、活字中毒の方は多いのではないでしょうか。毎日の通勤電車の暇つぶしに、単行本や雑誌を読んでおられるはずです。近頃は、新聞を読んでおられるオヂサン(中でも夕刊紙やスポーツ紙の読者)が減ったように感じますが、分厚い文芸書を膝上に広げている若い女性を見掛ける機会が増えています。当サイトは活字がいっぱいです。このコラムを読んでくださる方は、お心あたりがありますよね。
かくいうポン太も、活字中毒の一人です。胸ポケットには、いつでも単行本が1冊入っています。近頃全く更新していませんが、「今週のこの小説」というコーナーに列記しているような系統の作品を携帯し、読んでいます。できるだけ頭を使わないテーマが中心ですが。標準的な単行本であれば、2日の通勤時間で1冊のペースになります。学生時代は年間250冊ペースでしたが、今では150冊ペースですね。
自宅にいても、活字を眺めている時間が長いです。こうしてHPのコンテンツを更新している時間が長いですし、そのコンテンツを印刷して校正している時間もあります。雑誌や新聞の記事整理をしていることもあります。観劇中や入浴中以外は、ほとんど活字とお友達かも知れません(笑)。
活字が無い世界は、ちょっと考えたくありません。偶に自然を愛でるというのも素晴らしいですが、活字が無いと生きていけません。視力が少し落ちてもいますが、どこまでも活字と一緒に暮らしたいです。例えばウッカリして単行本を持たないで外出した場合、まず近くの書店やコンビニで、仕入れます。その仕入れも忘れると、いつも時間を持て余します。ウグッ、禁断症状が・・。
まずは、電車の中吊り広告を眺めます。しかし、面白い記事は多くありません。次に、壁に貼ってある定番広告を見つめます。中吊りよりは面白いですが、バリエーションが少ないです。そして、路線図を検証します。意外に知らない駅名や、知らない路線を発見して、思考の散策を続けます。最後は、定期券の注意記事や、携帯薬の効能書きを熱心に読みます(笑)。
街中では、マンウォッチングをして時間を潰します。そう難しいことはせず、漠然と往来を行き交う人々を眺めます。相手に気づかれないように、少し両目の焦点を外すわけですが、かつ不自然な目線にしないこともコツでしょうか。特定のターゲットの動きを追跡観察したり、同じポイントの動きを定点観察したり、両者を組み合わせたり、色々と遊んでみます。
まぁ、ともかく。多くの活字愛好者は、どうやって時間を潰して居られるのでしょうか。非常に興味がありますが、なかなか同じ話題で盛り上がる機会もないので、よく分かりません。活字の無くなる時代が来ないことを祈りつつ・・。
00.12.03
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