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できるかな?        
任意角の三等分

 ユークリッドが幾何学の基礎を確立した頃、数学者(というよりも哲学者)たちは、新しい命題を編み出しては互いの技能を競い合っていたそうです。ほとんどの命題は解かれるか、解けないことが証明されるかしたのですが、現代においてさえ解けていない命題がいくつかあります。

 その一つが「任意角の三等分」です。正しくは、目盛りのない定規と円を書くだけのコンパスを使って任意角を作図するという命題です。これまでに何種類もの解法が編み出されてきましたが、実際のところ正しく証明できた解法はありません。出来たと主張している方もありますが、学会ではいずれも認知していません。

 ところで、一応数学者の間では、この命題は解けないというのが定説になっています。一部では、解けないことの証明が出来たという意見もあります。ただし、直線と円(または円弧)による作図の組合せは無数にあり、全ての組合せにおいて不可能であるという証明はできないという意見もあります。

 私がこれから紹介するものは、一応出来たフリをするための方法です。この方法が近似法であって、真の三等分線でないことは6項で証明します。

 時間がお有りの方は、試してみて下さいね。概ね三等分できますから、ポスター等の作成には重宝していただけるかも(普通は分度器を使うでしょうが・・)。

 では、始まります〜。

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